天下 奥右筆秘帳



大奥法要で襲撃を受けた将軍の、大奥への渡り再開を待つように再び将軍の身に危機が迫る。一方、立花家にはこれまでの経緯を逆恨みする伊賀組の魔手が迫る。第11巻。
大奥法要での将軍暗殺失敗を受け、寛永寺は次の手を打つ。幕府を手にしようとする島津重豪が薩摩からくノ…

本が好き! 1級
書評数:629 件
得票数:6682 票
図書館に行って、タイトルが気に入ったら何でも読みます。
書評というより感想文ですが、お目汚し程度にお読みいただけたら幸いです。



大奥法要で襲撃を受けた将軍の、大奥への渡り再開を待つように再び将軍の身に危機が迫る。一方、立花家にはこれまでの経緯を逆恨みする伊賀組の魔手が迫る。第11巻。
大奥法要での将軍暗殺失敗を受け、寛永寺は次の手を打つ。幕府を手にしようとする島津重豪が薩摩からくノ…




目的も無く、ただ滑り込んだだけの、内向的な新入社員を会社がいかに育てるか。教育を受ける側、教育する側、双方に大事なことを思い出させるお仕事小説。
綾野楓は内向的な性格で、就活でも面接に苦労したが、なんとか就職した。その会社NBLは教材の開発・販…



超人気アナウンサーの突然のガン発表から3ヶ月を描いた、夫婦の手記。病と闘う患者と家族の心境が率直に綴られている。
平成5年9月6日、前代未聞のアナウンサーによるガン告白会見が行われた。逸見政孝、48歳の働き…





清原和博が出場した5回の甲子園での本塁打は13本。対戦相手のインタビューを通じて浮かび上がるその存在感。敗れた者たちの目を通してわかるスーパースター。
高校スポーツにおいて甲子園というのは特別だ。もちろん、サッカーなら国立競技場、ラグビーなら花園など…



東ティモール等現在まで解決されていない問題から、「プラハの春」等教科書でしか目にしない事件まで、その始まりを詳しく解説。
現在進行形の国際問題の中でもキプロスやケベック独立など、あまり縁の無い地域の紛争の始まりを知りたく…



因幡の白兎は出雲が医療の先進地域だったから? 「古事記」を中心に、神々とその所縁の土地のエピソードが語られる。
神話に日本人の源流を求めるというと、どうしても戦前の歴史教育を連想させる。当然、飛鳥時代の為政者の…




泣きすぎて目玉を落としたり、首を切られてもナンパしたり。姿、経歴、ご利益がトンデモない神様が続々と登場。
定期的に神様の本を読みたくなるが、とりたてて信心深いわけではなく、人類の想像の豊かさを感じたい、と…





時代劇をテーマにした四コマ漫画集。笑いが止まらなくなるので、電車など人前で読むのは止めておいた方が無難。
どこかで聞いたことのあるような時代劇のようなタイトル。「頓馬」は「鞍馬」、「無芸」は「無頼」、「帖…





芸能界きってのトイレ通で知られるサトミツがトイレに思い入れの深い人物と対談する。エッセイもためになる。水が豊富にあり、高い技術力を持つ日本のトイレ事情に感謝したくなること請け合い。
どきどきキャンプのジャック・バウアーじゃない方、サトミツ。トイレ好きだとは知っていたがここまで詳し…




今巻では主人公二人の活躍はほとんど無し。幕府、朝廷、伊賀、甲賀。それぞれの組織も一枚岩では無い。個々の立場も瞬時に形を変えていく。
養子縁組願いが無事に受理された立花家は、鷹狩の際に将軍を護った柊衛悟の実家と共に加増を賜る。しかし…



ディープインパクト、オグリキャップ、ナリタブライアン…、多くの名馬に騎乗して、もしくは敵として戦った経験から、稀代の騎手の勝負に対する極意を学ぶ。
競馬の無い県で生まれたので、馬券を買ったことが無い。それでも、天皇賞などNHKで中継されるようなレ…





♪チイチイパッパ、チイパッパ、雀の学校の先生は~、東京の雀は「チュンチュン」ではなく、「チーチー」と鳴く。
以前、埼玉の友人と話していて、「埼玉には方言が無い」と聞いた。すごく違和感があった。 アクセン…





感染、推進、免疫、医薬、密集、自粛、在宅…、最近やたら目につく熟語を中心に、古代中国人が漢字に込めた思い、古代日本人がその字の読みを当てはめた思いを読み解く。
コロナに限らず、時代は常に新しい言葉を流行らせる。 コロナ禍はもちろん海外から渡ってきたものだ…



プロ野球に関するバカ本を採り上げてあるのだが、プロ野球バカの書いた名著も多く存在すると再認識した。NPBが好きなバカなら、読みたくなる本が必ず紹介されている。
とんでもなくぶっ飛んでいたり、著者の無知がさらけ出されたり。本のジャンルに「バカ」が入るのはままあ…



「あっしにはかかわりのねえことでござんす」と云う割に、世のしがらみに関わってしまう木枯し紋次郎。降りかかる火の粉を長脇差(ながどす)で払って捨てる。
前橋より日光裏街道を野州へ向かう木枯し紋次郎は、板橋村の百姓家が宿を内職とする農家に泊る。その夜は…





横溝正史と小林信彦の対談を中心に、横溝の随筆、江戸川乱歩等による横溝作品の評論、改版発行の平成20年までの年譜も付いた豪華な一冊。横溝ファン必読の書。
全編を通じて、「探偵小説」の話題である。今では「推理小説」に統一された感があるが、よく考えれば、も…




現代にまで伝わる名刀・名器を生み出した名人上手を列伝形式で紹介。独自の視点と考察が面白い。
海音寺潮五郎は列伝に定評のある作家だ。しかし、私が読んできたのは政治家であったり武人だったり、とに…




ノムラの考えとそれを引き継ぐ者。もちろん野球について書かれた本だが、多くの組織のトップ、さらには庶民の人生訓としても読ませる一冊。
黄金期のヤクルトを、監督と主力選手という立場で支えた二人が、互いを想定して書いた一冊。野村は宮本を…




貧乏旗本の厄介叔父柊衛悟に新規召し抱えの話が。奥右筆組頭の護衛も、幼馴染同士の恋も、終わってしまうのか。奥右筆秘帳9巻。
婿入りすることが決まった柊衛悟は、実家を出て立花家の隠居所で寝泊まりしていた。幼馴染である想い人を…


世界各国の首都を駆け足で紹介。タイトルそのまんま。
先日、 「その言葉、もう使われていませんよ」 を読んだ時に、「インドの首都が、『ニューデリー』では…