勝ちたければ歴史に学べ: 野村克也、知の野球史
長きにわたり、この国のプロスポーツのトップに君臨してきた野球。そのNPB誕生と同時期に生まれた著者ならではの日本プロ野球史。
著者の死後に刊行された作品。とはいえ、単行本は3年前の「私のプロ野球80年史」である。 1…
本が好き! 1級
書評数:629 件
得票数:6682 票
図書館に行って、タイトルが気に入ったら何でも読みます。
書評というより感想文ですが、お目汚し程度にお読みいただけたら幸いです。
長きにわたり、この国のプロスポーツのトップに君臨してきた野球。そのNPB誕生と同時期に生まれた著者ならではの日本プロ野球史。
著者の死後に刊行された作品。とはいえ、単行本は3年前の「私のプロ野球80年史」である。 1…
人類の祖アダムとイヴがそれぞれ日記をつけていた。同じ経験でも見方が変わればこんなに違う。男女の考え方が違うため、初めは反目し合う二人だが、互いに成長していく様子がみえる。
長い髪をしたこの新しい生きものは、まったく邪魔だ。 アダムの日記の最初の一文である。 …
だまっていれば美人なのに、手も口も早いしのぶセンセが持ち前の野次馬根性で事件に首を突っ込んでは見事解決。気分爽快な連作推理。
大阪大路小学校の付近で起こる事件の数々。その度に6年5組担任のしのぶセンセは持ち前の野次馬根性で事…
40歳のズッコケ三人組。仕事もプライベートでも冴えない三人と因縁のある怪盗Xから挑戦状が届く。大人になったのに、この挑戦受けちゃうんだよなぁ。
ハチベエは、同級生の圭子と結婚。引き継いだ八百屋を畳みコンビニを営んでいた。40になり、スナックの…
藤原氏政権の確立が定まらない奈良時代前半、暗雲漂う国情の中、皇族以外から初めての皇后となった藤原光明子。その生涯に迫る。
出来たばかりの平城京。藤原不比等の娘安宿媛は文武天皇の皇子である首皇子を助ける存在として期待されて…
コロンボの小説では珍しく映像化されていない作品。講演に立つコロンボなど見どころ多そうなんだろうけど…。愛犬”ドッグ(ワン公)”の活躍も嬉しい異色作。
ロスにあるメリディス大。総長のトランスは、ボーハート学部長と向かい合っていた。 学部長の宿願で…
元警察犬とその飼い主が近所で起きた「事件」の数々に挑む。読後、犬を飼っている人ならすぐに一緒に散歩に出かけるだろうし、そうでなければ犬を飼いたくなることは必至。
不妊に悩む真澄と浩輔の夫婦が、真澄の叔父の紹介で雌のジャーマンシェパード、シャルロットを飼い始めた…
恐らくアメリカ社会で生活した最初の日本人である中浜万次郎。日本とアメリカの架け橋となった男はいかに希望を捨てずに生活できたのか。異文化を受け入れるその精神に迫る物語。
1841年6月、嵐に遭い、漂流して鳥島にたどり着いた土佐の漁民一行がアメリカの捕鯨船に救助された。…
時代小説を書く、というイメージの強い山本周五郎。だが、日本酒はだめで、ワイン好き。朝はトースト、昼はそばといったきっちりとした生活スタイルまで綴った貴重なエッセイ。
若い頃、周五郎の作品ほど力づけられたものは無かった。「人情もの」に涙し、「武家もの」を読んでは、日…
老舗なのに茹で過ぎの麺と甘いだけのつゆを出す蕎麦屋、文字通り腐った豆腐を出す居酒屋、ウーロンハイを謳いながら作り方を知らない店員…、ちゃぶ台をひっくり返したくなるほどマズいものを食わせる店がある。
営業もやっていたし、デートでも使えるから、評判のいい店のチェックはしていた。味の違いはぼんやりとわ…
19世紀末、ドラキュラ伯爵が仲間を増やそうとイギリスに乗り込んでくる。迎え撃つは我らのシャーロック・ホームズ。
1978年、シャーロック・ホームズの遠縁でアメリカ在住のヴァーナーが亡くなった。その遺品を求めて世…
コンバート、背番号の変更、引退勧告、投球フォーム改造、一軍監督の退任。プロ野球で起こりえる様々な場面で、男たちは生き残るために何を考え、どう動いたのか。
株価の動きよりも両リーグの順位表が気になる根っからの野球オタクにとって、プロ野球は神聖な世界だ。ア…
壁をすり抜ける男、分身する女、生存と消滅を1日毎に繰り返す男……、驚きの発想から生まれた短編集。
20世紀前中期に活躍したフランスのエイメの1943年に刊行された短編集。どれも奇抜な発想から生まれ…
朝ぼらけ、足がはやい、遊びましょ、逢瀬、唄、純喫茶、テレビまんが、鼻紙、B面、フーテン、ゆあみ…、各界で活躍する文化人が、今はあまり使われなくなっている言葉について書いたエッセイ集。
生活習慣の変化によって、私たちの身の回りのモノが無くなり、それに伴って言葉も消えていく。電話の「ダ…
好きなことに打ち込める時間、共に夢を追う仲間たち、青春とはこのようにありたいもの。
二学期から都立高に転入した2年生の亮は、早速野球部に入部した。しかし、部員はわずか3人。酔客に絡ま…
潤沢な資源によって国民が豊かにもなり、殺し合いにも発展する。また、宗教も解釈の違いで人が幸せにも不幸にもなる。イスラム教国家の内情に迫る。
アメリカ同時多発テロ事件以降、日本国内でもイスラム教への風当たりは特に強くなったと思う。しかし、そ…
有名な割に読んだことの無い本って結構多い。読んだことが無いからこその推理、不毛な議論が面白い。「罪と罰」未読者だからこその贅沢な座談会。
このサイトに集う方であれば、一冊の本について語らうこともあるだろう。ビブリオバトルで腕を磨いている…
学生時代は無名選手。プロに入ってもそのレベルの高さに死にたくなり、発行当時はメジャー目指してマイナーリーグで球を追いかける日々。逆境だらけの中でも諦めない秘訣とは?
野茂以降、多くの日本人がメジャーリーガーとなったが、守備機会の多い内野手はなかなか成功できない。西…
慶應大学本科に進んだ著者の父宮本演彦。前巻に続いて推理作家らしい推察で昭和4年から8年の大学生活を描く。
この当時の早慶なら、現代ほどのエリート意識は無かっただろう。もっとも大学進学率を考えれば、周りが大…
愛してきた漫画やアニメの最終回がこんな残念な結果だったら辛すぎる。悪いのは、作者か、スタッフか、スポンサーか、それとも期待しすぎた我々なのか?
面白い物語は、続きが気になるものだ。連載中なら次の展開を推理し、放映なら終わった瞬間から次週が待ち…