鬼平犯科帳(二十四)【Kindle】
鬼平の活躍も最後となりました。前篇で盗賊を裏切った密偵のおまさがその生き残りの女賊に誘拐されます。鬼平は何とかおまさを救おうとするのですが、著者の池波さんが最後まで書くことなく亡くなってしまいました。
鬼平犯科帳シリーズもとうとう最後となりました。 前作で密偵おまさと盗賊荒神のお夏との関りを描き…
本が好き! 1級
書評数:2572 件
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小説など心理描写は苦手という、年寄りで、科学や歴史、政治経済などの本に特化したような読書傾向です。
熊本県の片田舎でブラブラしています。
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鬼平の活躍も最後となりました。前篇で盗賊を裏切った密偵のおまさがその生き残りの女賊に誘拐されます。鬼平は何とかおまさを救おうとするのですが、著者の池波さんが最後まで書くことなく亡くなってしまいました。
鬼平犯科帳シリーズもとうとう最後となりました。 前作で密偵おまさと盗賊荒神のお夏との関りを描き…
題名から言葉を使ったゲームの本かと思いました。甘かった。非常に手強い内容でした。
言語ゲームというから、言葉を使ったゲームの本かと思って読み出しましたが、甘かった。 言語ゲーム…
鬼平に腹違いの妹がいた。それが深く関わってくる盗賊との闘いです。
本巻は特別長編「炎の色」とその前の小編「隠し子」からなります。 実はその「隠し子」で新たな登場人物…
かつては文豪と呼ばれる作家たちがいました。ただしその人々も行いの面では往々にして不良なことをしており、その際に謝罪文を書いていたようです。
「文豪」とはもう今ではあまり聞かない言葉ですが、巻末の著者の解説によれば少なくとも明治時代に生まれた…
ウクライナ戦争について、ロシア通の佐藤さんとアメリカ通の手嶋さんが対談します。
ウクライナ戦争が始まって以来、日本でも有数のロシア通と見られる佐藤さんは様々な人との対談や解説本の出…
この長編でも鬼平に恨みを持つ大盗賊との死闘が描かれます。鬼平だけでなく配下たちにも魔手が迫ります。
この長編でも平蔵に恨みを持つ者が火盗改への挑戦を行い、平蔵を窮地に追い詰めるのですが、ぎりぎりの探索…
子育てなんて後悔ばかりです。科学的に考えれば少しは良くなったのでしょうか。
子育てというものはその真っただ中にある人もそれを終えてしまった人も、迷うばかりでどうすれば本当に良い…
この巻も小品ばかりですが、木村忠吾などが変な活躍をします。
今回も本格的な大物盗賊との闘いというよりはサイドストーリーといった風情のものです。 「泣き男」…
日本の古代史を見ていく場合、日本だけを考えていると分からないこともありそうです。中国から朝鮮半島まで調べてみる必要がありそうです。
古代日本の歴史を見ていくには北東アジアすなわち朝鮮半島や中国大陸との関係を見ていくのは必須と言えます…
熊本県に進出した台湾の半導体メーカーTSMC、現地はその経済効果で沸き立っています。しかし良い事ばかりではないような。
台湾の半導体メーカーTSMCの新工場を熊本県に誘致したことにより、関連企業の熊本進出も相次ぎ好景気で…
鬼平犯科帳も最後に近づき、老いた剣客、盗賊を描くものが多くなっているようです。
終わりに近くなり、老いた剣客、盗賊の悲哀といったものが多くなってきたように感じます。 「おしま…
諸葛孔明を宮城谷昌光さんが書きました。これまで三国志関係は色々と書いてきましたがそれを孔明の側から見るとどうなるか。
三国志の中でも主人公の一人ともいえる諸葛亮孔明です。 三国志などもすでに本としている宮城谷さんが改…
盗人、そしてその周辺の人びと、皆が精一杯生きようとしているのに何かが間違ってしまった挙句、厳しい状況に追い込まれます。
「霧の朝」深川万年町の桶屋の富蔵は本業は女房のおろくに任せっぱなしで御用聞きの政吉の手先となって働く…
ウクライナ戦争はやはりプーチンという要素が大きいのでしょうか。日本有数のロシア通佐藤優さんが語ります。
日本でも有数のロシア通と見られる佐藤さんなので、ロシアのウクライナ侵攻以来解説や対談でいろいろと忙し…
平蔵配下の同心たちにもいろいろな者がいました。そういった人たちの活躍?ぶりです。
「俄か雨」久しぶりに市中見回りに出た平蔵は、目黒の先で俄雨に見舞われ、百姓家に雨宿りに入りますが、そ…
19世紀フランスの思想家トクヴィルはアメリカのデモクラシーについて書いたことで知られています。
フランスの思想家アレクシス・ド・トクヴィルはフランス革命の直後に生まれて民主主義というものを深く考察…
プラスチックごみが海洋などの環境を汚染しているということが言われます。しかし実際のところそれはどうなのか、プラスチック問題の研究者の著者が解説します。
最近はナノプラスチックが海水中にも増加しているといった話が聞かれます。 しかしその研究はまだ確実な…
この巻も長編となっています。ミステリー仕立てで導入部から徐々に大きな陰謀に引き込まれていきます。
これも特別長編として一冊が一つの話になっています。 この話もミステリー的要素が強く、謎を小出し…
いまだに完全に根絶されたとは言えないツツガムシ病ですが、それに挑んだ医師たちの記録です。
ツツガムシ病という病気の名前はかなり有名なものでしょう。 古代から知られており、遣隋使を派遣した聖…
同心木村忠吾は盗賊さむらい松五郎に瓜二つということは前の巻で出てきました。ここでもそれをネタにした話が出ます。
江戸の町では次々と事件が起こり、それを食い止めるための平蔵や火盗改めの苦闘は続きます。 「影法…