笑う月



「空飛ぶ男」は改稿されていた?
安部公房の評価がヨーロッパで高いのは知っていたが実際に読んだのは「砂の女」そして昔教科書で読んだ「空…

本が好き! 1級
書評数:1375 件
得票数:25245 票
読む本の傾向は、女子系だと言われたことがあります。シャーロッキアン、アヤツジスト、北村カオリスタ。シェイクスピア、川端康成、宮沢賢治に最近ちょっと泉鏡花。アート、クラシック、ミステリ、宇宙もの、神代・飛鳥奈良万葉・平安ときて源氏物語、スポーツもの、ちょいホラーを読みます。海外の名作をもう少し読むこと。いまの密かな目標です。



「空飛ぶ男」は改稿されていた?
安部公房の評価がヨーロッパで高いのは知っていたが実際に読んだのは「砂の女」そして昔教科書で読んだ「空…



ツッコミながら読んでしまった地元民。でも大宰府の話は好きで、もっと読みたい。
大宰府はこの地の統治組織の名前で、住む土地としての名称が太宰府だったと思う。確か。 私は父が太…



「山河燃ゆ」が蘇る。英語圏の国における日本語諜報要員育成の過程。
「山河燃ゆ」というNHK大河ドラマが80年代に放送された。私がそれと認識して初めて続けて観た大河だと…



「えーっ」と。下巻に進んだ時のびっくり感は特筆もの。
◼️アンソニー・ホロヴィッツ 「カササギ殺人事件」上下 大戦後のイギリスの片田舎と現代のロン…




宮沢賢治の童話に、雪の描き分けが見事な作画。青、藍いろ、紫、灰色、黒、白、その中に1点、赤が。
宮沢賢治の童話に、絵本作家の伊勢英子が作画した絵本。「絵本入門」で紹介されていた作品。 春、象…



ボトムはシンプル、表現は修辞的でガツッガツッという感じ。
三島作品はあまり読んでなく、この有名作も初読み。主人公を離れたところで見ているような感覚、またニヒル…



渡辺綱と茨木童子の対決はシブいと思う。
渡辺綱が美女に化けて近寄ってきた茨木童子の腕を髭切の太刀で切り落とす話が子供の頃から気に入っている。…





滋味掬すべし絵本の世界。こんなに活動させてくれる本もない。一種至福でした。。
活動というのは、本書で取り上げられている絵本に関して持っているものを全部読み直し、持ってないものは図…



賛美と執着。タイトルからは想像できない、哀しさつのる小説集。
恋に生きる青年の高揚とショッキングな出来事。失恋の深い失望と若いこだわりが伝わってくる。 川端…



長野まゆみ的耽美、幻想的世界。ひとつの結晶では?
相変わらず独自の世界を制限なしに構築している。美少年、植物、鉱物、難しい漢字。その文章表現には唸って…



泉鏡花が絶賛したという柳田國男の名作を京極堂が書き下す。いいですねー。
いつか読みたいな、と思っていた「遠野物語」を怪綺譚の権威ともいえる京極夏彦がやわらかく現代語訳。とて…



名作短編を、京都学生ものに変換してみたら・・阿呆爆発なのもそうでないのも。
五篇の文豪の短編を、京都を舞台に、京大生を主人公にリメイクしたもの。硬軟自在。 中島敦「山月記…



ギリシア悲劇2つめ。王家に対する市井の評価が興味深い。
報いがてきめんに。王家に対する市井の評価が興味深い。 ギリシア悲劇、2つめ。アンティゴネーはオ…



なんか分かるような気がしたり、考えてしまったり。児童ものは好きなジャンルの一つだ。
著者の作品がこちらで紹介されているのを見て読みたくなった。 児童文学を手がけている作家さんは多…



「詩仙」その作風はダイナミックかつ庶民的。
白楽天、杜甫ときて漢文シリーズ3つめ。李白はよく言われるように、たしかに剛勇奔放、ダイナミックかつ庶…



遊びだな、遊び。なんて思った読了時。
現代の地方に眠る、財閥の謎と古来の昔話。ふーん、まあ、上段の構えの結果もうひとつかな。 野﨑ま…



鈍く光る煌めきが。力を感じた作品
かつてよく思ったことだが、物語を超える力を発する作品は、確かにある。久々にちらと感じたかな。 …



短編チョーほのぼのミステリ。「円紫さんと私」シリーズをキュッとお弁当にした感じ?
北村薫好き。読みたかった本。出版社に勤める娘・美希が持ち帰る謎を定年間近の国語教師であるお父さんが解…



千曲川、小諸、浅間山・・旅情をくすぐられた。明治末、風景風俗の貴重なスケッチ。
明治末の小諸・長野。風景・風俗への感動が抑えた筆致で描かれる。 この作品は島崎藤村が8年ほど英…



ウザくて悲しいストーリー、なのだが、うん、前向きな読後感。
前向きなものを感じる読後感。ふむふむ。 小さな劇団の脚本を書いている永田は、偶然出会った沙希に…