仏さまに愛され、幸せに生きる35の習慣




還暦を迎え、これからの時間を心穏やかに送るための指南書として、ときどき読み返していければと。
還暦を迎え心穏やかに余生を送りたい、と強く願っている訳でもないし、そもそも人生100年時代とか言われ…

本が好き! 1級
書評数:38 件
得票数:544 票
走ったり、泳いだり、本を読んだり。趣味は一人でできることばかり。
走るのも遅いが、読むのも遅い。
ぼちぼち走って、ぼちぼち読んでいければと思います。
よろしくお願いいたします。




還暦を迎え、これからの時間を心穏やかに送るための指南書として、ときどき読み返していければと。
還暦を迎え心穏やかに余生を送りたい、と強く願っている訳でもないし、そもそも人生100年時代とか言われ…




三浦 しをんさんお得意の「働く人」小説、今回とりあげたのは書家
久しぶりに読んだ三浦 しをんさんの小説は、お得意の「働く人シリーズ」。 って、別にシリーズ化されて…





他人の本心なんてわからない、自分の本心だってあやふやなんだし。 ただ、相手の立場を思いやることはできるかも。
2040年代の日本では、自らの意思で生命を終えることができる”自由死”が合法化されていた。 そして…




自分を見失って、鎌倉で道にも迷ってしまう主人公たち。 「鎌倉うずまき案内所」の看板に導かれ、地下へ下る螺旋階段の先に待っていたのは、”内巻き ” ”外巻き”と名乗る双子の老人と生きたアンモナイト
2019年から2013年・2007年・2001年・1995年・1989年と、年代を6年ずつ遡った鎌倉…





終盤の畳みかけるような伏線回収、ラストはこみ上げるものがあった。 年を重ねて涙腺が弱くなったということを差し引いても、素敵なエンディングだと思う。
目に見えない大きな力によって、首相暗殺の犯人に仕立てられていく青柳 雅春。 全く身に覚えがないこと…

どの話も、なんとなくわかるような気もするけど、やっぱりよくわからない。 よくわからないところが、良いのかな。
本を読んでいる途中で、なにかのキーワードやエピソードに想起されて、 ”過去の記憶” や ”未来の想像…




転生というより憑依(ひょうい)のほうがしっくりくる
現在上映中の映画 『月の満ち欠け』の原作。 ”著者の最高傑作”とか”奇跡の純愛小説”とかいう宣伝文…




松任谷 由実デビュー50周年。来年早々に還暦となる僕にとって、ユーミンの楽曲は常に身近にあった。
[松任谷 由実デビュー50周年を記念して、六人の作家による書下ろし中短篇を収録したオリジナル小説集]…




『夢をかなえるゾウ』シリーズ4作目 どのように死ぬかを考えることは、どのように生きるかを考えることなんだ。
『夢をかなえるゾウ』シリーズ4作目。 基本的にはこれまで同様、主人公は夢の実現に向けてガネーシャか…




満開の桜が発する幻想的な美しさと、怪しさ。
文豪の名作と人気イラストレーターのコラボレーションで、小説としても画集としても楽しめる『乙女の本棚』…





大丈夫、君の声はきっと誰かの心に届く。 声を上げ続ければ、きっと誰かが見つけてくれる。
他のクジラたちよりも高音(52ヘルツ)で歌うクジラがいるという。 周波数が違うため、その歌声は他の…




あなたが本当に探しているものは何ですか?
タイトルに惹かれて予約したもののの、いざ手にして帯の「明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説…




ふさわしい敬意を与えられ、すべては救済される
8篇の短編集 「先回りローバ」 吃音の少年と、彼の発する言葉を拾い集める妖精のような小さな老…





ホスピスで過ごす、人生最後の味わい深い日々。 とても美味しい小説だった。 「ごちそうさまでした」
ステージⅣ。 余命を告げられた海野 雫(33歳)は、残りの人生を瀬戸内に浮かぶ小島で過ごすことを決…




『蜜蜂と遠雷』の登場人物たちの、素の部分が伺い知れる、良い意味で力の抜けた作品集だと思う。
『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ短編集。 前作の、文章から湧き上がる音の世界感や圧倒的な筆致と分量か…





失ったもの、損なわれたもの、亡くなった人、思い出せないこと 忘れていた心の隙間に、そっと手を当ててくれるような物語。
古書店で何気なく見た棚の、一冊の背表紙に目を惹かれた。 僕が知っているその名詞はひとつしかない。 …





カゲロボがいる。 それは都市伝説なのか。 読み終えたころには、暖かい気持ちになれる。少し前向きになれる。 やっぱり木皿 泉さんの小説、好きだな。
自分の話 回りの人たちは自分の知らない意思伝達手段(たとえばテレパシーのようなもの)を使っているん…




晴れの日も雨の日も、日日是好日、毎日がよい日なのだ 日々移り変わる自然を、身体全体で感じることが出来るように
小説のつもりで読んでいたのだが、エッセイだったようだ。 (ま、どっちでも良いんだけど、エッセイだと…




神格化された緊縛、倒錯した性と崩壊していく人格、そして狂気の愛情。 一筋縄ではいかない犯人を追うニヒルな刑事
初めて読む作家で、新聞の新刊案内をみて予約したものの、ジャンルもわからず読み始めた。 間に二つの挿…





夢の女に心を囚われた男の、命を引き換えにした一瞬の恋。 妖しくも美しい幻想小説。
明治三十年、奈良県十津川村の往仙岳山中。 いくつかの偶然から、導かれるように山奥に迷い込んだ主人公…