釣りキチ三平の夢 矢口高雄外伝





最近再評価されるマンガ家。秋田県の山村に生まれ地方銀行員から上京しマンガ家に。故郷への思いとマンガの地位向上や原画の保管に捧げた人生。
リアルタイムで存在は知っていたマンガ家であるが、最近初めて読み始めた作家。ヤマケイ文庫で再販され売上…

本が好き! 1級
書評数:817 件
得票数:10023 票
他の読書コミュニティ閉鎖に伴う移籍組、難民です。
40代半ばの地方公務員。ノンフィクション中心。たまに鉄分とプロ野球、郷土出版などマニアックな選択が多いです。
よろしくお願いします。





最近再評価されるマンガ家。秋田県の山村に生まれ地方銀行員から上京しマンガ家に。故郷への思いとマンガの地位向上や原画の保管に捧げた人生。
リアルタイムで存在は知っていたマンガ家であるが、最近初めて読み始めた作家。ヤマケイ文庫で再販され売上…





三冠王落合を支えたのは間違いなく信子夫人の料理のウデ。落合夫婦がそれぞれ語る食の哲学。
プロ野球本としては異色の作品。スタジオジブリの社内誌に連載されたコラムの単行本化。三冠王落合がスポー…





亡くなった妻が本に挟んでいた灯台の絵の描かれたハガキ。長年寄り添っても知ることのなかった妻の過去が灯台巡りを通じて明らかになる心温まるストーリー。
板橋の仲宿商店街が舞台。妻を無くした初老のラーメン店主が妻あてに届いていた灯台の描かれたハガキ。男は…





ヒロシマ以前の風景を復元する「記憶の解凍」プロジェクト。AIを活用し白黒写真をカラー化。息を吹き返した過去は現在につながる。
白黒写真は過去のイメージ。それがカラー写真となることで一気に現実味を帯びる。本書に収録されるカラー写…





命には限界がある。安楽死、終末医療、アドバンス・ケア・プランニングについて、現役医師の作家だからこそ描けた感動作。
勤務地の管内の病院に勤務する医師の方の作品ということをきっかけに手に取った一冊。 長く救命科の…





食はエロスである。雑誌「男の隠れ家」に連載された食エッセイ。挿絵も絶品。
時に不倫推奨雑誌と揶揄される「男の隠れ家」に連載されたコラム。さすがに作家だけあって一つ一つの表現が…





名著復活!絵本作家かこさとし、子供の頃の四季を通じた遊びの記憶。大人になって振り返る甘酸っぱい思い出の数々にはしんみりします。
「だるまちゃんとてんぐちゃん」で有名なかこさとし(自分には「からすのパン屋さん」の印象)の作品。19…





関東大震災、火炎の迫る横浜刑務所、所長は囚人たちの解放を命ずる。未曾有の大災害下、人の善が問われる感動作。
大正12年の関東大震災。甚大な被害を受けた横浜刑務所、火炎の迫る中、所長は囚人たちの安全のため、監獄…





幕末から明治、暗殺という視点から見つめ直した日本史。
幕末から昭和の戦前までの日本史は暗殺の歴史といえるだろう。本書は明治期までだが、実に多くの人材が暗殺…





幕末、咸臨丸の測量方を務めた小野友五郎にスポットライトをあてた一作。歴史に埋もれた技術者視点からの幕末。勝麟太郎、福沢諭吉が悪役のところが良い。
ケムケムさんの書評を見て読んでみました。 筆者は警察関係の著作が多く、本書が初の時代小説だとい…





「阿房列車」の内田百閒の後継者に相応しい。幻の作品、中公文庫より復活。
内田百閒「阿房列車」からの流れ。阿川弘之の「南蛮阿房列車」、宮脇俊三から原武史というのが定説(個人の…





あの「大ちゃんフィーバー」。1980年夏をライバルの立場も交えて描いたスポーツノンフィクション。
1980年夏、彗星のように甲子園に現れた早実の1年生投手荒木大輔。社会現象を巻き起こす。1年夏の準優…




ブックオフが古書業界に与えた影響は想像以上か。本読みにとって、あるある話が満載の楽しい1冊。
強引な均一セールなど、古書の世界で異例の強引な戦略により成功してきたブックオフ。あるある話が多く登場…





秋山翔吾、前田健太、柳田悠岐、菅野智之、山崎康晃、鈴木誠也。いずれ劣らぬスーパースターたちの少年時代。
プロ野球選手というと少年時代から明らかに常人離れした才能を見せるものと思っていた。本書を読む限りそう…





コロナ禍で突然に甲子園を奪われた球児たち。済美、星稜。常連校の選手と監督を元球児が悩みつつ記録した渾身のノンフィクション。
筆者は神奈川県の桐蔭学園野球部出身。レギュラーにはなれなかったが、あの高橋由伸の2年後輩だという。コ…





ものづくりの魅力。筆者の原体験から始まった大人の工場見学。瑞々しい感性と表現力はさすが。
筆者の生まれ育った岡山。近所のお菓子工場、溶接火花の飛び交う鉄工場、子供には謎だったお酢工場など。 …





トップアスリートの持つ感覚を一般人に分かるよう翻訳する。視覚障害者にスポーツの臨場感を伝える企画から始まった前代未聞の試み。
ただ競技を見ているだけでは分からないトップアスリートの感覚を理解する。使う道具は100均グッズ。 …




歌は世につれ世は歌につれ
日本の流行歌を俯瞰的に捉えた通史。 NHK朝ドラ「エール」を観て古関裕而や古賀政男に関心を持ってい…





古典文学への誘い。とはいえ堅苦しさの少ないぶっちゃけ恋愛論。
いけぴんさんの書評を読んでずっと気になっていた本。先日久々に新宿紀伊國屋書店に行ったのでようやくにし…





戦争のさなか、日本軍兵士の束の間の休息。ラバウルにあったという「宇奈月温泉」を61年の歳月を経て探る旅。
温泉ライターの筆者。ふとしたことから太平洋戦争の激戦地だったラバウルに温泉があったことを知る。戦争を…