犬神家の戸籍: 「血」と「家」の近代日本
「犬神家を襲った怪奇な連続殺人の背景にはなにがあったのか?物語を読み解くカギは「戸籍」にあり。」という帯コピーです。そこまでではありませんが、日本社会に根付く「戸籍」というものを考える機会になります。
ご存知、横溝正史の『犬神家の一族』、―――この怪奇な連続殺人のドロドロ劇を冷静に「戸籍」の観…
本が好き! 1級
書評数:124 件
得票数:1370 票
かつては、フリーランスのジュエラーでした。今は、読書三昧・囲碁三昧。感謝しています。酒量は落ちましたが、これもビール三昧の日々です。
「犬神家を襲った怪奇な連続殺人の背景にはなにがあったのか?物語を読み解くカギは「戸籍」にあり。」という帯コピーです。そこまでではありませんが、日本社会に根付く「戸籍」というものを考える機会になります。
ご存知、横溝正史の『犬神家の一族』、―――この怪奇な連続殺人のドロドロ劇を冷静に「戸籍」の観…
読んだのは英語版です。幻の恐竜をコンゴのテレ湖に探しに行くノンフィクションです。3人の科学者の運命は如何に。。。
『Congo Journey』 by Redmond O’Hanlon です。3度目の挑戦で読み…
生命40億年の歴史が、一遍に収められている。しかし、安直な通史ではなく、生命の激変、絶滅の危機を劇的に雄大に語っている。
この本は題の如く生命が初めて地球に誕生してから人類に至るまでの壮大な歴史物語である。わたしは基本的に…
江戸時代、文政年間の円熟した芝居文化の中で起こるミステリー。面白いです。著者の蝉谷めぐみさんの経歴も面白いですよ。
江戸時代、文政年間のお話です。舞台は、江戸の芝居町、役者とその贔屓筋が蠢く町です。 わ…
この本は前回書評を書いた『汚れなき子』を購入した時,ついでに何気なく買ったものです。大当たりでした。読み出したら止まりませんでした。
巻末の解説の最初の一文が、「背筋の凍るような恐ろしい犯罪が題材であっても、読み手の心の奥底ま…
とてもドキドキわくわくで、一気に読めました。久しぶりの快感です。
まだ読んでいない本が、本棚にいっぱいあるので「当分は新しい本は買わないでおこう。」と思ってい…
懐かしい『探偵スルース』の原作者の作品。「誰が何をしたのか」の幻惑の中での殺人劇。と言って、内容は難しくなく引き込まれます。
プライベート・レッスンの先生が変わりました。前のカナダ人の先生は「首」になりました。学校のオ…
前置きが長かったようだが、将校の無為な人生に乾杯!
作家の小田実さんが、政治家の中川一郎氏に「民主主義とはどういうものであるか」と言ったら、「選…
スイマセン。例の如く、英語学習のために選んだ本です。
Lafcadio Hearnの『KWAIDAN(怪談)』からOF A MIRROR AND A …
怪奇小説家と分類(?)されていない作家の作品も多数入っていて興味深いです。
「サキってさあ、怪奇小説家じゃないの~~~。」という私に、「ふ~ん、心理サイコかも。」と一人が答…
篠田桃紅さんの訃報を見ての追悼です。書いたのは、大分以前ですが、お許しください。
『百歳の力』は、数えで103歳になる篠田桃紅さんの自伝で、最近販売部数10万部を突破した話題の一冊で…
『FLYING LEAP』の中の1篇の感想です。
『FLYING LEAP』……この本を読んだ時は、なんだかおもしろくなくて2~3篇読んだだけでほって…
実は、The Complete Short Stories of ERNEST HEMINGWAYの中の1篇……『The capital of the World] 』の感想です。英語の勉強の一環としても読みました。
ヘミングウェイの作品は、と言うか、古典と呼ばれる純文学には興味がありませんが、以前(多分2001…
時代小説、人情話。何故、買ってしまったのかはわからない。
藤沢周平の本を買った。が、わたしは彼の事を知らない。知っているのは、彼の名前と時代小説作家だ…
本文では書いていませんが、ミステリの舞台は中国の唐時代とか清王朝とかの歴史的雰囲気の中にあります。 「これを読まずして日本の本格ミステリは語れない!」との帯のキャッチです。
「ミステリ短編傑作選」とありますが、本格ミステリではありません。作者は、陳瞬臣です。以前…
少々古い本ですが、時代の哲学には啓発される部分もあるでしょう。
先日、本棚をプラプラと探索していたら、いつ書いたかわからない読書ノートを見つけた。中を見てみると…
まだ読書半ばで、感想文をUPしてしまいした。スイマセン。
フィリップ・K・ディックの『ガニメデ支配』を読んでいます。R・ネルスンとの共作なのですが、欧米のSF…
どんな本を読んでも、SFにワープしてしまう――わたしです。
思うに、人は「自分が完璧である」(遺伝的に)と思って生きているのでは。しかし、昨今の科学技術…
昔にSFの世界が、今、現在、実現化されつつあります。日々便利になりますが、リスクも大きくなっていく気配。。。
ずいぶん前の話ですが、(たぶん5~6年前)新聞記事で見ました。「殺人ロボット」と呼ばれる自律…
この感想文は2回に分けて書いたので、文章が長くなってしまいました。お許しを!
久しぶりに英語の本を読みました。『Among the Wreckage』は、Once the S…