シャーデンフロイデ: 人の不幸を喜ぶ私たちの闇
シャーデンフロイデ、他人の不幸を喜ぶ気持ち。有名人の不幸から、隣人友人の不幸まで。
政治家や芸能人の話題と言えば、不倫や失言ばかりが取り上げられている感がある。なぜこんなに、と、思っ…
本が好き! 1級
書評数:44 件
得票数:624 票
読書家ではありません。小説にせよ新書にせよ内容が一瞬で入ってきてくれたら、どんなに楽だろうかと泣きながらページをめくっています。無知なのでなんでも楽しんで読みます。
品評というよりはただの感想文です。
星は本が好きブログの例に従います(質の優劣を示すものではありません)。
★★★★★:大満足!ぜひ読んで!
★★★★☆:満足。買って読む価値あり
★★★☆☆:読んで損なし
★★☆☆☆:暇があれば
★☆☆☆☆:不満
シャーデンフロイデ、他人の不幸を喜ぶ気持ち。有名人の不幸から、隣人友人の不幸まで。
政治家や芸能人の話題と言えば、不倫や失言ばかりが取り上げられている感がある。なぜこんなに、と、思っ…
タイトルだけで「まっぷたつになって、元に戻るんでしょ、よかったねー」というところまで推察した読書家にオススメ。確実に裏切られます。
いささか挑発的なタイトルにしてしまった。書店で「まっぷたつ!? え!?」と驚いてくれる人よりも、「…
フレネルの人生は短かったが、彼の照らす光は誰よりも明るく、遠く、世界中の船乗りの命を救ったのだ。
19世紀のフランスで、多くの船乗りたちの命を救う灯台が生まれた。それまでの灯台の光がせいぜい数キロ…
「ニコラス・ケイジが映画に出る」ほど「プールの溺死者が増える」? 「原因」と「結果」を見誤ると、とんでもない議論が始まってしまう。因果推論の大切さ。
情報化目覚ましい時代にあって、物事の因果関係というのはますます見えにくくなっているのかもしれない。…
モラハラは「心を殺す犯罪」である。れっきとした犯罪である。
「外国がー」と言いたいわけではないけど、どうしても、労働問題として立法化されているフランスの「モラ…
メスも薬も効かない患者を、言葉で救う。
死ぬことについて考えている。それも、他人の死についてである。自分が死ぬというのはなにも思わないから…
少年ラサロは、いかにして悪と虚栄のはびこる貧困層から抜け出したのか
少年ラサロ(ラサリーリョの愛称)が社会の荒波に揉まれ、酸いも甘いも味わいながら成長し、成功を収める…
もしも、「あなたの子どもは”存在しない”」と国家から突きつけられたら、あなたはどうするだろうか。日本という国のシステムからこぼれ落ちた、実在する人びとの物語
「あなたの子どもは法的に”存在しない”んです」 相談者とともに市役所を訪れた筆者らに対して…
対人サービスに理想的な人物ほど、燃え尽きやすい。この逆説をどう乗り越えるのかという問題は、近年ますます重要になりつつあるのではないか。
クラシカロイドと言うアニメをやっていて、「バッハ様は燃え尽き症候群になったけど回復した」というよう…
フレーバーアイスのために生涯を費やした男が居た。
(感想文です) 「お菓子の図書館シリーズ」はぶっ飛んだ逸話(大昔の衛生問題は清潔な我々の想像…
図書館には本さえあればいい、という利用者・職員を含めた一般社会の思い込みが、公共施設としての図書館の存在意義を揺るがすという問題
(感想文です) いささか大げさなコピーになってしまいましたが、本書の内容はそれほどに刺激のあ…
言われてみれば気になる「試し書き」。かゆい背中に手が届く本。
(ただの感想文です) 掃除中にたまたま部屋のすみに転がっていた古新聞を読み、その紹介欄から格…
あるいは復興への希望を訴えかけ、あるいはその希望をずたずたに引き裂いてしまう。震災をめぐる一連の作品が持つ恐ろしい威力。
関東大震災によって焼け野原となった銀座に、一枚の紙が掲げられる。「復興の魁は料理にあり」。 …
「知の広場」は、どんな人にとっても身近でなければならない。それは本嫌いでさえも。
国が違えば(公共)図書館を取り巻く環境も違う。しかしそこに通底する問題があります。それは「図書館と…
「名探偵ポアロ」最終作から39年後、アガサ・クリスティ社公認の新作。人物と人物、過去と現在、都市と田舎、あらゆる嘘と嘘が入り混じるミステリー。
ささやかな休日を満喫していたポアロは、行きつけの珈琲店で奇妙な女性に遭遇する。女性は「自分は殺され…
謎、あまりにも謎。歯を通じて表現される、辛苦に満ちた男の人生。どなたか、どうかこの”歯想小説”を読み解いてほしい。
書評としてどうかとも思うのですが、読んでいてこんなに戸惑い続けたのは久しぶりでした。なにせ、この本…
病床にあって、自分という人間をこれほどまでに描き出すのはなぜか。苦しみとユーモアの混ざった、すさまじいエネルギーに圧倒される。
この本は、正岡子規が死の前年、病に臥すなかで書かれたごく私的な日記です。日記とはいえ書き手は明治時…
数多のユダヤ人に手を下したことを、母は一切後悔していなかった
お母さん、今日、会いに行くわ。 だけどどんな顔をして会えばいいの? まだ小さかった私や弟、そして…
いつ死ぬか、どう死ぬか、どこで死ぬか、どう生きたか、どう評価されるか――私の死亡記事に現れる死生観
棺を蓋(おお)いて事定まる、と言います。人というものは、死を迎え、棺を閉じたときにはじめてその人の…
なぜこのように現実的な狂気を描き得たのか。ところで、ご存知ですかね、アルジェリアの総督の鼻の下には瘤(こぶ)があるのを?
掲載日:2200年4月43日 初の小説書評です。本当なら小説の「書評」というのは、単なる感想…