逃げまくった文豪たち





逃げて、逃げて、何が悪い!
日本のから果ては世界まで手を広げ、あらゆることから逃げ仰せた名だたる文豪たち。 その逃げっぷり軽妙洒…

本が好き! 1級
書評数:118 件
得票数:1552 票
※2021年9月より再開しました。
書評ライターの仕事をしています。
三度の飯より、活字が大好き。
小説、エッセイ、新書、ノンフィクションなど。
漫画は読みません。
ドラマも映画もアニメも見ません。
本とジャニーズ(Hey!Say!JUMPとSnow Man)と猫とあつ森が大好き。





逃げて、逃げて、何が悪い!
日本のから果ては世界まで手を広げ、あらゆることから逃げ仰せた名だたる文豪たち。 その逃げっぷり軽妙洒…





私たちが住む土地の秘密
「骨灰」とは「こっぱい」と読む。 なかなか聞き慣れない言葉だから、ちょっと調べてみた。 本来は「…





健全な精神と健全な身体?
健全なる精神は健全なる身体に宿る(西洋の格言) 「破局」を読了した瞬間、この格言が思い浮かんだ…





日本語の、奥ゆかしくも多彩な表現の世界へ
「文学作品は自らの手で読むことが何よりも大切で、そもそもそのために存在しています」(引用) 本書は…





楽じゃないわ!とツッコミをありがとう
私は大食い動画やゲーム実況を見るのが好きなのだけど、ときどき気になるコメントがある。 「ご飯食…





衝動を言葉にしたらきっとこんな文章。
「子供が欲しい」(引用) そんな一文から始まる表題作「愛しいあなた」は、まるで女性の衝動を言葉にし…





通じないなら、通じるまで粘るしかない
「言葉は通じないんです」(「地獄の楽しみ方」より) いやいや何を言っているんだって思うでしょ? …





汚くありません、朝井リョウなら
疲れてしまった日。 何も上手くいかなかった日。 理不尽な目に遭った日。 そんな日は、「そうだ、…





人の性癖は伺い知れぬ
「文豪どうかしている逸話集」の書評を書いたからには、近くあの本に掲載された文豪の本を読んでみようと思…





鍵穴を見つければより楽しく
私は漫画もほぼ読まないし、映画もほぼ見ないし、ドラマもほぼ見ないし、アニメもほぼ見ない。 「ほぼ」…





いい作品はぶっ飛んだ思考と行動から生まれる
国語の教科書に必ず載っている「文豪」という存在の作品。 もう字面からすごいよね。 「文」に「豪華…





彼女の顔の秘密を知れ
まず、秀逸なのがタイトル。 このタイトルを一読して、あなたはどんな内容を想像するだろう? 彼は、…





怪物がそこにいると気づく
海外版ネットの怖い話を集めたホラー短編集。 タイトルの「クリーピーパスタ」とは「身の毛がよだつ」と…

あなたの正体にガッツポーズ
ときどき無性に江戸川乱歩が読みたくなる。 その陰鬱な文体、美しい犯罪、正体不明の怪盗、時代を感じさ…

拝啓、鳥類学者さまへ
長年、鳥類を研究してきた著者による鳥類学と鳥類学者の実態を綴ったエッセイ。 研究職を在り方やどんな…

物理トリックに愛を込めて
本格ミステリであり、本格ミステリ作家たちが殺人事件に巻き込まれる物語。 テイストとしては、「そして…





たっぷりの皮肉をテクノロジーに込めて
私が激推しの作品は「アスタチン」だ。 「アスタチン」は「アスタチン」という「超人」の次の世代を決め…





決して興味本位で集めないでください
医師であり語り手の「私」は怪談を集めるのが趣味で、本書はその記録として書かれている体を取っている。 …





痛みと喪失を伴った少女の成長譚
物語の舞台はノルウェーの田舎町。 初雪はまだながらすべてが凍りつき始める季節。 母親の亡くし、唯一の…





歪さを抱えた人間たちへ送る賛歌
「歪(いびつ)さがないとうまく生きていけない人もいる」 そんな言葉が鮮烈な印象を残す本書は、その通り…