今日もていねいに。
読みながら何度もドキッとさせられた。ついつい蔑ろにしてしまいがちな普段の生活での仕草。誰かが見ているからではなく、毎日を大切に生きるためのエッセイ集。
本書は大きく4つのテーマに分かれていて、それぞれの10数個のエッセーが鏤められている。そう、収められ…
本が好き! 1級
書評数:145 件
得票数:534 票
年間200冊ぐらいは読んでいるけど、どこまで書けるかな。。。
読みながら何度もドキッとさせられた。ついつい蔑ろにしてしまいがちな普段の生活での仕草。誰かが見ているからではなく、毎日を大切に生きるためのエッセイ集。
本書は大きく4つのテーマに分かれていて、それぞれの10数個のエッセーが鏤められている。そう、収められ…
単体としての作品でも完成度は高いが、その後の作品を読んでみるとこの作品の意味が違ってくる。メインキャラクターを成長させることで、著者自身も成長している。
予定通りに大崎梢作品制覇に向けて二冊目を。本書は前作『配達あかずきん』同様に成風堂で働く書店員 木下…
横溝正史が得意とした日本的な精神構造を使ったミステリーをエンターテイメント小説に仕上げた大沢在昌氏に脱帽。地味ながらも良くできた作品、長編だが一気に。そして最後は思わぬ結末が。
かつて漁業で栄え、今は寂れた町。漁業を別のものに置き換えれば日本のあちこちにありそうな、そんな町が今…
制覇対象作家の仲間入り。書店を舞台にしたミステリーは心温まるそんなエピソードが詰まっています。本好きにはたまらない作品群。
著者の大崎梢さんは元書店員の方で、本書『配達あかずきん』は成風堂という書店を舞台にした連作短編ミステ…
タイトルは重要、中身はよくまとまっているのにタイトルとのギャップで酷評を買う。ゴルフ初級者にはためになる一冊なのに・・・。
まず本書のタイトルは誤解を招くのでどうかな・・・というのが読後の印象。内容は悪くないけど、タイトルと…
改めて『シンプル』とはどういうことかを考えてみませんか?そこには『法則』があり、100ページにまとめた本がここにあります。読み終えた時にはきっとバイブルになっているでしょう。
たまにレビューを書きにくい本にぶつかる。この本もそのタイプ。ジョン・マエダの『シンプリシティの法則』…
良質なエンターテイメント小説は綿密な構成とシンプルなストーリーから生まれる。ともすればつまらなくなってしまう材料を500ページの長編小説に料理してしまう。
楡周平作品の素晴らしさは複数の時事ネタを融合させてストーリーを作っているのに最後まで破綻せず、そして…
前半の展開で多くの人が楽しめる前に挫折すると思います。モチーフはシンプルながら面白いので非常に残念。楽しめる人はきっと少ないだろうな。
いや〜、ここ数年間で一番苦労して読んだ本です。間違いなく献本でなければ挫折していたでしょう。メインス…
ちょっと前の本だけど、今ようやく時代が追いついてきた。ダニエル・ピンクの経験とインタビューで構成される本書はひと味ちがう。既読の方ももう一度読む価値がある。
この本は有名な『ハイ・コンセプト』の後に出された本で、著者のダニエル・ピンクが政府の仕事を辞め、彼自…
IDEOの事例には数多くのヒントが埋もれている。本書を読んでその宝探しをしてみてはどうだろうか。僕は本書を読んでプレゼンの方針が決まった。
本書はIDEOのCEO ティム・ブラウンによる作品でIDEOに於ける数々の経験に基づきながら論理を展…
目新しさはないもののそこはダニエル・ピンクの巧みなまとめで仕上げている。第3部では関連書籍などの紹介もあり、まとめの一冊としてGood。
購入してから数ヶ月寝かせた末に読んだ。いろいろな方が書いているように目新しさという点はほとんどない。…
『魔女の笑窪』に続編であり、続編でない。近年の大沢作品同様、諸外国との関係と歪みに切り込みながらもエンターテイメントは忘れていない。
タイトルから想像がつくようにこの『魔女の盟約』は『魔女の笑窪』の続編として存在している。が、続編とし…
タイトルの『N』は誰を指しているなんて考えなくていい。本当のテーマはもっと奥深く、著者の経験がモチーフになっているのではないか。
まず過去に読んだ『告白』や『往復書簡』に比べてメッセージ性が高い作品という印象を受けた。登場人物の目…
Facebookのビジネス利用を紹介している良書。これからこの手の本はどんどん出版されるであろうが、事例と著者の実践の両面から詳しく説明されている。個人のブランディングにもGoodだと思う。
日本でもじわじわと広がりつつあるFacebookだけど、現時点では『ビジネス向け』に書かれた唯一の…
人は何でも経済効率性で選択しているのではない。身近な世界にも間違った認識で常識化していることが本当に多い。是非、事実に目を向けて欲しい。
行動経済学という言葉がもてはやされて数年経つけど、本書のように読みながらところどころ笑ってしまう、そ…
ただの成功物語でもなく、スポーツ・ノンフィクションでもない。米国のアメフトビジネスの変化と一人の人生を同時に表現した立派なビジネス書だ。
今年読んだ本の中での指折りの一冊だった。誰にでも同じ感動を与えるかどうかは別にして、僕にとってはたま…
タッチライン脇で怒鳴っても、失敗を責め立てても効果はない。そう、相手は子供たちなのである。イングランドのボーイズサッカー監督の苦悩を限りなくノンフィクションに近い物語で語られる。
かつて出張でUKに行き、取引先のメンバーと一緒に夜のパブでサッカー観戦した時に『これじゃいつまでたっ…
これはSFエンターテイメント小説ではなく、ビジネスハードボイルド小説と呼んでもいいだろう。銃やナイフの代わりに『交渉』という唯一の武器を持って。本書の価値は会話シーンだ。
この作品も単行本で一度読んでいる作品なので5年ぶりに再会したことになる。コンピュータやハッキングを題…
正統派ハードボイルド 『ジョーカー』シリーズの第二弾。100万の着手金で請け負う仕事は生やさしいものではなく、プロフェッショナルな仕事だ。プロだからこそ恨みを引きずらない。さあ、このバーの扉を開けてみませんか。
『ジョーカー』100万の着手金で危険を顧みずトラブルを解決するプロフェッショナル。六本木のバーを事務…
本の読み方について書かれた本は多々あるけれど、本書は別格の一冊。著者 成毛氏の経験に裏打ちされた各エピソードは歯切れがよく、納得感がある。
良い作品かどうかは概ね『はじめに』あるいは『序章』がしっかりしている。ここで簡潔に著者の主張がまとま…