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アナログ純文

アナログ純文 さん

本が好き! 1級
書評数:245 件
得票数:4011 票

 純文学読み始めはや数十年。病膏肓に入る状態。でも純文学以外が嫌いなわけではありません。

 5年ぶりに書評をアップしました。純文学への偏愛は変わりませんが、少し柔軟にアップしていきたいと思います。よろしくお願いします。

書評 4ページ目(245件中 61~80件目)

村上春樹はノーベル賞をとれるのか?

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村上春樹はノーベル賞をとれるのか?

前書きに、毎年10月になると村上春樹のノーベル文学賞騒ぎが起こるが、本書が売り切れるまでは受賞して欲しくないとあって、思わず笑ってしまいました。しかしノーベル文学賞について私は大いに蒙を啓かれました。

 以前、よく似た感じのタイトルの本を読みました。あの時の本は、芥川賞だったと思います。(芥川賞の時は…

投票(16コメント(2)2022-05-06

文学賞の光と影

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文学賞の光と影

文学に関する興味深い話が好きなもので、数年前にこの筆者の本を始めて見つけ、少々品位に欠けはしないかと思いながら読んでいましたらやはりとても面白いので、その後けっこうあれこれこの筆者の本を読んでいます。

 なんと言っても文学に関する興味深い話が好きなもので、数年前にこの筆者の本を始めて見つけ、少々品位に…

投票(10コメント(0)2022-05-05

芭蕉雑記・西方(さいほう)の人 他七篇

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芭蕉雑記・西方(さいほう)の人 他七篇

さて芥川ですが、この人は漱石の晩年の弟子ですから、当たり前と言えば当たり前ですが紛うことなき「俳句系」です。句を一つだけ挙げれば、自殺した日に短冊に「自嘲」という詞書と共に書いた有名なヤツですが……

 夏目漱石、この人は間違いなく「俳句系」の人ですよね。  小説家として名を成す前に、新進の俳人とし…

投票(12コメント(0)2022-05-01

恩讐の彼方に・忠直卿行状記 他八篇

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恩讐の彼方に・忠直卿行状記 他八篇

菊池寛の最大の功績といえば、誰がなんと言っても芥川賞・直木賞の設立でありましょう。それ以外にないと言いきってしまっていいと思います。福沢諭吉の業績が、現在では「慶應義塾」の創設以外にはないのと同様に。

 菊池寛の最大の功績といえば、誰がなんと言っても、「芥川賞・直木賞」の設立でありましょう。それ以外に…

投票(16コメント(0)2022-04-28

この世にたやすい仕事はない (新潮文庫)

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この世にたやすい仕事はない (新潮文庫)

先日テレビを見ていたら「ラップ」の草分けの方が話をしてました。流行ものにはついていけない私が興味を持ったのは、少し前に高橋源一郎の小説を読んでいたら、「ラップ」について、興味深いことが書かれてました。

 先日テレビを見ていたら、ラップミュージックのわが国での草分けのような方(「ラッパー」と言うんですか…

投票(14コメント(0)2022-04-23

ポトスライムの舟

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ポトスライムの舟

本書は第140回芥川賞受賞作品です。選考委員の山田詠美が選評に「『蟹工船』よりこっちでしょう。」と書いたとあります。突然の『蟹工船』ブームありましたねー。そーか、本作はちょうどあのころの作品なのかー。

 休憩終了のベルが鳴り、ラインが動き始める。休憩前よりは軽く感じる手を上げて、流れてきた一本目の乳…

投票(14コメント(0)2022-04-23

遠い山なみの光

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遠い山なみの光

この度再読してとてもよかったです。前読んだ時私は一体どこを読んでいたのだろうと、我がことながらあきれてしまいました。しかし前回読み損なった理由についてはわかります。それはプッチーニ「蝶々夫人」です。

 三年ほど前に一度本書を読みました。その時は、何というか少しぼんやりと暗い感じのお話で、あまりいい印…

投票(19コメント(0)2022-04-22

異類婚姻譚

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異類婚姻譚

明治43年漱石は崖の下の家に女房とひっそりと住む主人公宗助を描いた小説を連載していました。宗助は死ぬか気が狂うか宗教に入るかという精神的危機を抱き、その悩みは妻によっても癒されることのないものでした。

 明治43年、夏目漱石は朝日新聞に、崖の下の暗い家に女房の御米とひっそりと住む主人公宗助を描いた小説…

投票(14コメント(0)2022-04-22

日本の同時代小説

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日本の同時代小説

本書を2週間くらい前に読み終えたのですが、その後今日に至るも気になって仕方ないという本です。純文学小説の好きな私にとって、いやあぁな気持ちになって仕方がないという本です。 仕方がないので少し報告します。

 わたくし、本書を2週間くらい前に読み終えたのですが、その後今日に至るも、どーも、気になって仕方ない…

投票(13コメント(0)2022-04-21

大阪的 (コーヒーと一冊)

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大阪的 (コーヒーと一冊)

対談が中心ですが、その前に20ページほど津村記久子が出生地であり現在も住み続けている大阪について述べている部分があります。ここがやたらと面白い。かつ大阪論として、私にとってはとても説得力がありました。

 なんかパンフレットみたいな本です。薄い。95ページです。私は上記に「ミシマ社」と書きましたが、最初…

投票(13コメント(2)2022-04-21
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