白銀ジャック
エンターテーメントの神様・東野先生の作品とは思えないレベルの低さです。
「白銀(しろがね)ジャック」というハーフの主人公の物語かと思いきや「バスジャック」同様の「スキー場…
本が好き! 1級
書評数:2214 件
得票数:30098 票
「本を褒めるときは大きな声で、貶すときはもっと大きな声で!!」を金科玉条とした塩味レビューがモットーでございます。
エンターテーメントの神様・東野先生の作品とは思えないレベルの低さです。
「白銀(しろがね)ジャック」というハーフの主人公の物語かと思いきや「バスジャック」同様の「スキー場…
この小説何がスゴイかって題名!「陰獣」ですよ。どんなエロ本かとレジに持って行くのが憚られるタイトル。合わせて収録されている「蟲」も、エログロ感満載な上にムシだけに大変蠱惑的で魅せられてしまいました。
中高生のころに一度読んでいるはずですが、内容を覚えていませんでし た。年取って読んでも面白いので、若…
さすが天才筒井。夢が現実を侵食して思ったものは何でも出てくるし、思ったところにはどこでも行けるという何でもありの混乱世界。映像化不能と思っていたら、アニメ版で出回っています。こっちにびっくりです。
最近たまたま読んだ「夢違(恩田睦)」といろいろな点で似ています。「夢違」で夢を映像として記録し、デジ…
前2作は「ええっ」というオチです。納得いかねー。これもレトリックだとか、不条理物語だとか、作者の原体験の発露だとか言って、名作扱いする人とは口を効きません「悪童日記」だけでやめとけばよかった。
三部作「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」読了です。「三部作」とはいうものの、普通の連作三部作…
アゴタクリストフの罠。第1部の双子の悪童たちによって綴られた日記そのものが虚構?その真相は「急」である「第三の嘘」で読んでね。というこれまたずるい作家の手管に乗ってしまわざるを得ない混沌です。
三部作「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」です。その「序」である「悪童日記」があまりに面白く…
悪童日記3部作一気レビューします。かわいそうな子供を使って涙を誘う方法はずるい。しかし本書はただの悲惨さを売りにする戦争小説とは全くレベルが違う、「二人だけの正義基準」による反戦小説となっています。
かわいそうな子供を使って涙を誘う方法はずるい。賛否あるのは分かっているが塩味に言わせれば、戦時下…
物語設定が下手すぎ。現実に基づいたドキュメント風な作品にするか、人間の問題を昆虫にやつしてファンタジー風に語るかの区別がついていません。
オオスズメバチの専門家になるためのプチ入門書です。かといってファーブル昆虫記のような洞察力と、温か…
はっきり言って怒っています。怒髪天つき状態で、今回は0点!0点!!0点ですっ!!! 伊藤計劃ファンは決して読むこと勿れ!!!!!
天才・伊藤計劃先生の小説を読むに当たっては、ストーリーに入る前に、物語の背景である大変いびつで、し…
登場人物は赤垣源蔵、ファーブル、蛾、アガサク リスティー、大石内蔵助、大隈重信、正田昭、小野寺十内、岡野金右衛門、杉野十平次。これでどんなストーリー?天才野田秀樹が自由に奔放に物語を膨らませる。
忠臣蔵が大好きで、野田秀樹教の信徒である私が本書「赤穂浪士ー昆虫になれなかったファーブルの数学的帰納…
中学生のときに課題図書とかで読まされた気がするが、中坊とかまだ馬鹿なんだからこんな身も蓋も無い、暗くて面白くも無い、さらに訳が下手糞な本を読ませてどーするってんだ。グレてシンナー吸っちゃうぞ!!
なんだか中学生くらいのときに課題図書とかにされて無理やり読まされたような気がするが、中坊とかまだ馬…
良いですね「贖罪」。前半の麻子に人生を狂わされる子供たち4人の話だけでも十分に楽しめたのに、後半「これでもかっ」とトドメをさしてくれるサービス精神には感服です。救いのない、報われない話も塩味好み。
主な登場人物4人の女性が全員腹に一物ある変人?変態?変わり者?ビョーキ?我まま?なんといっていいの…
難解?古い?ダサ い?深海魚?(それ鮟鱇でしょ)と誤解を受けがちですが、平易な日本語、アンビバレンツな内容、講談や落語を聞くようなテンポのよさ、深い考察、薀蓄の楽しさと、一級のエンターテーメントである。
安吾の堕落論である。みなさまもちょっと腰が引ける図書であろう。その偉そうな書名から「食わず嫌い文庫…
「可?不可?」は塩味にとって「不可」です!!!
実験的な、新規的な、難解なものはむしろ好きです。絵画で言えばシュールリアリズムやキュビズム、音楽で…
結末を理屈で攻め通したところが秀逸。人類のルーツ、進化上の謎ミッシングリンクや、月の起源なかんずくが表と裏で異なる様相を示す理由について、強引過ぎる結末(大法螺)を無理やり納得させる力技の SF。
劇場版ガンダムZ「星を継ぐもの」で同じ名前を使われていたので、ずいぶん気になっていたのですが、今ま…
「幸せとは」と言う哲学的問題をこの最低と思われる環境の奴隷女たちに教えられます。
大石圭については以前「檻の中の少女」で同じアイデアで2本小説を書いていたのでなんとなく、胡散臭いと思…
こんなにつまらない小説が売れているという話を聞いて誰が喜んで読んでいるのかと不思議になる。
とある国での出来事という設定。佐藤という王が治めるこの国では佐藤姓の国民が500万に達しています。…
多分60年前はエロ小説として一世を風靡したんだろうな。ちっともエロくないんだけど・・
タイトルがハンパない。堂々「貞操問答」!!!!しかも、菊池寛先生著。「芥川賞」「直木賞」を設立した…
推理小説として読むならばまったく時間の無駄
光 彦シリーズの末期症状。 素人探偵の浅見光彦は、大物俳優加堂孝次郎の別荘で催されるパーティ…
午 後のベランダでジントニック片手に日の暮れるまで読むべき本
羊 を巡る冒険、世界の終りと・・・の流れをくむ、村上春樹的時空を超えた大きな夢想譚、軸の一つに日中戦…
オジサン世代にはわかりやすすぎる。細かすぎる情景描写にも食傷気味。
現役医師が書いた小説です。医師が書いた小説は駄作が多いのですが、デヴュー作だけはいずれも面白いので期…