morimoriさんの書評





「民藝運動の父」宗教哲学者、柳宗悦の家で女中奉公働を始めたサチの目を通して、河井寛次郎、濱田庄司との交流や妻兼子との日々の生活を描いた歴史長編。
関東大震災で父を亡くしたサチ、母はサチを出産の後亡くなり大阪の遠縁を頼って避難するよう勧めた兄には…
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その家は、佳きものと美しい暮らしに満ちていた――新たな美「民藝」の誕生
大正十三年、宗教哲学者の柳宗悦が住む京都の家で女中奉公をはじめた少女サチ。ある日、河井寛次郎という陶芸家が柳家に来訪する。英国帰りの陶芸家・濱田庄司も同席し、男たちはすぐに意気投合した。彼らは共に小道具市を巡り、「下手物」すなわち日用の品に自由な美を見出し、それらを「民藝」と名付けた。薄汚れた古布や、埃にまみれた陶磁器に感嘆し、その美を世に提唱する三人の姿に驚かされるサチ。佳き品々に満ちた柳家での暮らしと、美を愛する人々との出会いを経て、彼女自身もやがて「民藝」に魅せられていく。百年前の京都で、新たな美「民藝」の世界を切り開いた人々の情熱と輝きの日々を描く歴史長編。





読書がこんなにもいいものだと満喫できる傑作
「奇跡の三人に捧げる」という献辞で始まる、 朝井まかてさんの長編小説『グロリアソサエテ』。 …





宗教学者で民藝運動の柳宗悦についてと言えばお硬い話かと構えてしまうが、若い女性が主人公の朝ドラのような爽やかな小説
関東大震災で父を失い京都の柳邸で住み込みの女中働きを始めた松川サチ。 まさかその家があの柳宗悦の屋敷…





関東大震災から大戦前夜にかけての京都の町を舞台に、女中の眼を通してある一家の暮らしぶりを描いた小説。奥様と女中という立場の違いを超え、思いを遣るシスターフッドの物語でもある。
関東大震災で父と家を失った十七歳のサチは、住込みの女中として京都の学者の家に奉公することになった。奥…