hackerさんの書評




「命は借り物で、私たちのものじゃないから。私たちは大地に蒔かれた種が芽を出したようなものだから。最後は大地に帰るんだよ」(『夜の舞』登場人物の台詞より)
「新しいマヤの文学」全三巻の最終配本です。本書には、別々の作家による、中編一つと連作短編集一つが収録…
投票(23)コメント(2)2020-09-06
孤独で薄幸な少女フロールは、ある日、共に暮らしていた親兄弟が実の家族でないことを知った。
フロールは長い髪の不思議な女・小夜(シュ・アーカブ)とともに、本当の父を探しに家を出る。
森で出逢う怪しい住人たち、暗示めいた夢の数々、マヤの伝統舞踊の美しい情景……夢幻劇的でエモーショナルな少女の成長譚「夜の舞」。
薬師、霊媒師、助産師、蛇使い、売春婦など、生前に貧窮した境遇にあった女性たち。
彼女らの霊魂が語る苦難に満ちた人生の数々を語り手ソレダーが書き綴った、寓意的でメタフィクショナルな物語「解毒草」。
中編2編を収めた、マジックリアリズム的マヤ幻想小説集。





rambling 彷徨う小さなひかるものをうたう、しるす、つたえる ひとつの言語と世界の言葉で
新しいマヤ文学 第三回配本 最終巻である本書には、 それぞれ著者の異なる二冊の本の合本であり、…





遠くて近い、マヤからの贈り物!
国書刊行会から今年出版された、新しいマヤの文学シリーズ全3巻、 その中で最後に発行された、『夜の舞・…




「あなたは自分の道を歩んで新しい知識を身に着けなきゃいけない。今の私たちの知識を持ち続けるか否かはあなた次第。」(「解読草」より)
夜の闇が忍び込み、すでに私たちを包み込んでいる。コウモリは静寂に耳を澄まし、私が夢を見始めるのを…