ぱせりさんの書評

私が出会ったのは、たぶん、いろいろな「何か」のうちの特別の輝ける何かなのだと思う。
子どものころ、雪の日に、手袋に受けた雪の一片が小さな星の形をしているのをはじめて見つけた。この短編集…
沈黙を抱える者たちの視線が交差し、気高い光を放つ。
胸に刻まれたその残像が、今も消えない。 ――小川洋子さん推薦!
戦争で夫を亡くし、足のケアサロンを営むペイジ。
斜向かいに住む大学教師ベンの密かな楽しみは、ペイジの生活の一部始終を観察することだった。
ある日ベンは、意を決し初めて店を訪れる。
足を洗ってもらっているあいだに、ひとり語りを始め、忘れ得ぬ事故のことを打ち明けるベン。
悲惨な体験を通して、孤独な二人の心は結びつくのだが……(「初心」)。
79歳の作家が贈る、全10篇の濃密な小説世界。
「世界最高の短編作家」(ロンドン・タイムス)
「現存する最高のアメリカ作家による、最高傑作集」(ボストン・グローブ紙)
――なんとまあ大袈裟な、と思う方は、是非とも本書を読んで確認していただきたい(古屋美登里)

しみじみとした短編集
酸いも甘いも嚼み分けた奥深さと、なんて言えばいいんだろう、過不足のなさ。しみじみとした短編集。訳出さ…





優しい余韻に包まれる
帯に小川洋子さんの推薦文があるなんて、読まない訳にはいかない。凛としながらも生と死を感じさせる物語は…




「あれほど幸せだったことはそれまでに一度もなかった。あれほど幸せだったことはそれからも一度もない」『幸福の子孫』より
短編作家イーディス・パールマンの邦訳2冊目の短篇集。掲載された10篇のどれもが、無駄のない、簡潔な文…




世界最高の短篇作家による、めくるめく10篇
今回読んだのは、イーディス・パールマンさんの『蜜のように甘く』。 本書は、『Honeydew』(20…