薄荷さんの書評




題名のインパクトに舌を巻きました。 言葉のチョイスが上手いのか、ものすごく意味深な『何か』について語っているのか・・・と読んでみたら、その両方だったエッセイ&書評集です。
『ひとりの人を理解するまでには、すくなくも、一トンの塩を一緒に舐めなければだめなのよ』と言ったのは、…
投票(14)コメント(2)2011-10-03





「その姑も、そして夫も、じっくりいっしょに一トンの塩を舐めるひまもなく、はやばやと逝ってしまった。」(17頁)
他の単行本にも採録されている表題作を含み、読書に関する文章とくに書評を中心に編まれた作品集です(一…

タブッキにユルスナール、樋口一葉、果ては谷崎潤一郎『細雪』まで。古今東西の様々なテクストを足掛かりにしながら、作品に対する偏愛と畏敬の念を率直な筆致で書き表したエッセイ集。余剰を排した文章が印象的だ。
恥ずかしい話になるが、須賀敦子という書き手の本を読むのはこれが初めてとなる。池澤夏樹や堀江敏幸とい…





1トンの塩を舐めきるほど、長く、深く付き合わなければ本(特に古典)を真に理解することはできない。そんな言葉とともに、著者の人生に関わってきた本の数々を紹介した書評集。
ひとりの人を理解するには、すくなくとも、1トンの塩を一緒に舐めなくてはならないのよ― 冒頭…