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efさん
ef
レビュアー:
う~む……これはどうやってレビューしたら良いものか
 レビューやジャンル分けが難しい本だなぁ。
 小説というわけでもないし、エッセイでもない。強いて言えば架空のガイドブックというところでしょうか。

 まず、前提として、世界は多岐に分裂した並行世界なのだとします。
 そのうちの一つが私たちの世界なのだけれど、様々な選択をする度に宇宙は、世界は分岐を繰り返しているという、まあ、SFではよく出てくる設定です。

 そのような分岐している一つの世界が『分岐軸』と呼ばれるのですが、ある分岐軸と他の分岐軸をつなげるエリアがあるというわけです。
 このエリア、固定されているわけでもなく、流動的に変化しているとします。
 この分岐軸間のエリアのことを『遷移圏』としているんですね~。

 遷移圏は遷移圏で一つの世界を形成しており、人々は昔からこの遷移圏を訪れていたとします。そこには独自の文化が形成され、人々が住み、奇妙な動物たちがいるというのです。

 そこで、本書はタイトル通り、この遷移圏を訪れるためのガイドブックのような体裁を取り、遷移圏の様々な事物を紹介するという作品になっています。
 全ページ、オールカラーで、なかなか凝ったイラストが使われており、そういうところからするとビジュアル・ブックということになるのかもしれません。

 また、紹介される様々な事物はSF的でもありますので、この全体を通して一つの世界を創設したSF(小説?)とも読むことができるかもしれません。

 時々こういう本ってありますよね。架空の世界を舞台にしてそこの様々な事を紹介したり、あるいは奇妙な生物などを創造してそれを紹介するとか。
 そういう趣向は割と好きかもしれません。
 いかに奇抜な、不思議な事物を提示できるか、イマジネーション勝負という感じでしょうか。

 これはこれで楽しめたのですが、一点だけ辛かった点を挙げると、フォントが小さ~い。
 特に、新聞のような体裁を採ったページがあるのですが、ここのフォントなんて極小ですよぉ。老眼になった身にはこれは辛い。
 もうちょっと読みやすくしてくれたら有り難いのだけれどなぁ……。


読了時間メーター
□□      楽勝(1日はかからない、概ね数時間でOK)/143ページ:2026/04/21
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ef
ef さん本が好き!1級(書評数:5126 件)

幻想文学、SF、ミステリ、アート系などの怪しいモノ大好きです。ご紹介レビューが基本ですが、私のレビューで読んでみようかなと思って頂けたらうれしいです。世界中にはまだ読んでいない沢山の良い本がある!

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この書評へのコメント

  1. ベック2026-05-27 06:41

    これ、YouTubeでよく観ます。すごくよく出来てますよね。異形とノスタルジックが混在した魅力ある世界です。

  2. ef2026-05-27 06:44

    おぉ、Youtubeでもやっているのですか! はい、本で見た限りですが、なかなか作り込まれている感じは受けました。

    なるほど~。情報ありがとうございました(今度、見てみる!)

  3. No Image

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