ぷるーとさんの書評



激動の満州史を、四兄弟の視点で描く。
1928年。 広い満州に三人の兄弟が散らばっている。 敷島太郎。東京帝国大学法学部卒業後、…




船戸与一の遺作でかつ最長の作品。たった100年前の日本のことなのに日本人は第2次世界大戦前の歴史を知らなさすぎ。異なる道を歩んだ敷島四兄弟の生きざまを通して歴史の勉強です。
世界各国・各地域での紛争やテロ、陰謀を主題にした小説で唸らせる船戸さんが、日本のそれも近代を舞台にし…



敷島家の四人の兄弟は、それぞれの道程をへて中国の大地に立つことになる。 兄弟の3人が活躍する満州の地では、国民党・共産党の覇権争いの中、要人爆殺等の不穏な動きが重なっていく。
東京に育った敷島家の四人の兄弟は、外交官、馬賊の首領、軍人、今でいうフリーターとそれぞれの道程をへて…

面白かったです



親やそれより上のリアル満州国を知る人々からの話を聞いている最後が私の世代かも・・・だからあの時代をもっと知りたくて手を挙げました。
本が好き!にアップされた中から、迷わずこの本に手を挙げた理由は、何と言っても、満州国がテーマだから…


こういう歴史大河ロマンは、どうもやはり「週刊連載」には向かないんじゃ・・・と思いました。 満州事変やその時代に関心があれば一読の価値ありかも。




妙に強面な雰囲気を持つ本で、ページを開くまでにちょっとかかりましたが、いったん読み始めれば、先が気になってしまう作品。




いやー、面白い。2巻目も用意して読み始めてください。



中国人の馬賊を率いて、満州狭しと暴れ回る日本人の頭目たち。それには女までいた。戦前の日本人のスケールの大きさに瞠目した。


うーん、ものすごい欲が渦巻く世界、ドロドロの世界、日本が満州をどんどん取り込んで行くその悪夢の、本当に麻薬のような世界だ。




「満を持して」という文句が本書ほど似合う作品もそうはないのではないかと思います。どのような結末になるのかが今から楽しみな作品です。