マーブルさんの書評



文豪の萌芽を見ることができる
明治三十八年からの一年間。『猫』と並行して書かれた七つの作品。 漱石の中でも、取り上げられる機…
「英国の歴史を煎じ詰めた」ような倫敦塔。その倫敦塔を見物しているうちに昔の僧正、貴族などに思いを馳せる。そしてその想像はリアリティを持って「余」の前に立ち現われてくるのだった。

漱石は2度とロンドン塔を訪れることはなかった。
夏目漱石がイギリスに留学中に神経症にかかったことは有名である。「夏目発狂す」ということが、日本では…


処女作『我輩は猫である』のあとに発表された短編集。漱石の文体へさまざまな試みが見られる紀行文二篇を含む全七篇。推理小説仕立ての「趣味の遺伝」がおもしろかった。




夏目てんて~の苦悩が垣間見える
・倫敦(ロンドン)塔 ・カーライル博物館 ・幻影(まぼろし)の盾 ・琴のそら音(ね) ・一夜…