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ぷるーと
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ヒトラーの密命を帯びてイギリス東部の寒村に舞い降りたドイツ落下傘部隊を描いた戦争サスペンス。
1943年9月。イタリアから地位を追われ山頂のホテルに監禁されていたムッソリーニを救い出すという奇襲作戦が成功し、ヒトラーは上機嫌だった。ヒトラーはその上機嫌のままに軍情報局によるさらなる奇襲作戦を計画するよう命じた。

イギリスに住む女性スパイからの情報をもとに、チャーチル誘拐作戦が立てられた。そして、11月6日、ノーフォークの寒村に、ドイツ落下傘部隊が舞い降りた。

ドイツ落下傘部隊の隊長クルト・シュタイナ中佐は、伝説的任務をいくつもこなしたドイツ軍の英雄だったが、本国へ帰還中のワルシャワでユダヤ人娘を助けたために部下ともども懲罰部隊へ送られた。一度任務につくと部隊兵 が半減するほどの過酷さだが、部下たちからは心から慕われている。

戦時中でも人間らしさを失わなかったシュタイナと、ナチの高官たちのなんという違い。だが、シュタイナや彼の部下たちが人間らしさを残していられたのは、彼らが落下傘部隊という特殊部隊で、戦いの勝ち負けとはまた別の冒険者としての誇りや矜持、生き甲斐を感じていたからかもしれない。
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ぷるーと
ぷるーと さん本が好き!1級(書評数:2924 件)

 ホラー以外は、何でも読みます。みなさんの書評を読むのも楽しみです。
 よろしくお願いします。
 

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