三毛ネコさん
レビュアー:
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ホームズが活躍する短編集です。読んだことのない作品もあり、楽しく読めました。
・ライゲートの謎 ワトソンに誘われ、休暇をライゲートで過ごすことにしたホームズ。そこで奇妙な盗難事件のことを耳にする。金持ちのアクトン家から本、ロウソク、文鎮、一巻きの糸などが盗まれたのだ。なんとも変わった取り合わせである。
そして、殺人事件が起きる。この地方の大地主、カニンガム家でお抱えの運転手が殺されたのだ。ホームズは、この時点では事件に関わる気はなかった。が、警察がやって来てホームズに協力を要請したため、結局ホームズがその事件を調べることになる。警部補は現場で見つけたメモのようなものをホームズに見せる。それは死んだ運転手が手にしていたのだった。果たして、そこからホームズが導き出した真相とは……ホームズの推理と行動力の見せ所である。
・悪魔の足 ホームズは体調が悪くなり、田舎で療養のための休暇を取る。そこはコーンウォールという所で、ホームズは地元の教会の副牧師と知り合いになる。そこで事件は起こる。副牧師の友人のきょうだい、オーウェン、ジョージ、ブレンダがカードゲームをしていたのだが、朝になると、ブレンダがいすに座ったまま死んでおり、オーウェンとジョージは気が狂ってしまっていた。彼らは、ひどいショックを受けたように見えた。まるで、悪魔が通り過ぎていったかのようであった。彼らの死因は意外なものだった。ホームズの推理が冴える。
・金縁の鼻眼鏡 コラムという教授が田舎の家に引っ越してきた。体が悪く、1日の半分はベッドにいた。その家には家政婦のマーカー、お手伝いのスーザンが住んでいた。そして、気のいい庭師も。教授は本を書いており、手伝ってもらう秘書が必要だった。そこで雇ったのがスミスという、大学を卒業したばかりの男であった。ある日、そのスミスがナイフで首を刺された。そして死ぬ間際に、「教授、それは彼女でした」と言ったのだ。さらに、スミスは右手に金縁の眼鏡を持っていた。犯人のものだと思われる。殺したのは何者か?そして、なぜ殺したのか。
その眼鏡を見て、ホームズが「この眼鏡の持ち主は幅が広い鼻を持ち、なで肩で、最近2回眼鏡屋に行った……」などと推理するシーンがある。シャーロキアンとしては、水戸黄門の印籠のように、「やっぱりこれがホームズだ」と納得する場面である。
ホームズの鋭い推理により、思いがけない真相が明らかになる。
子どものころは夢中になって読んだものだが、大人になっても、やはりホームズシリーズは魅力的である。
そして、殺人事件が起きる。この地方の大地主、カニンガム家でお抱えの運転手が殺されたのだ。ホームズは、この時点では事件に関わる気はなかった。が、警察がやって来てホームズに協力を要請したため、結局ホームズがその事件を調べることになる。警部補は現場で見つけたメモのようなものをホームズに見せる。それは死んだ運転手が手にしていたのだった。果たして、そこからホームズが導き出した真相とは……ホームズの推理と行動力の見せ所である。
・悪魔の足 ホームズは体調が悪くなり、田舎で療養のための休暇を取る。そこはコーンウォールという所で、ホームズは地元の教会の副牧師と知り合いになる。そこで事件は起こる。副牧師の友人のきょうだい、オーウェン、ジョージ、ブレンダがカードゲームをしていたのだが、朝になると、ブレンダがいすに座ったまま死んでおり、オーウェンとジョージは気が狂ってしまっていた。彼らは、ひどいショックを受けたように見えた。まるで、悪魔が通り過ぎていったかのようであった。彼らの死因は意外なものだった。ホームズの推理が冴える。
・金縁の鼻眼鏡 コラムという教授が田舎の家に引っ越してきた。体が悪く、1日の半分はベッドにいた。その家には家政婦のマーカー、お手伝いのスーザンが住んでいた。そして、気のいい庭師も。教授は本を書いており、手伝ってもらう秘書が必要だった。そこで雇ったのがスミスという、大学を卒業したばかりの男であった。ある日、そのスミスがナイフで首を刺された。そして死ぬ間際に、「教授、それは彼女でした」と言ったのだ。さらに、スミスは右手に金縁の眼鏡を持っていた。犯人のものだと思われる。殺したのは何者か?そして、なぜ殺したのか。
その眼鏡を見て、ホームズが「この眼鏡の持ち主は幅が広い鼻を持ち、なで肩で、最近2回眼鏡屋に行った……」などと推理するシーンがある。シャーロキアンとしては、水戸黄門の印籠のように、「やっぱりこれがホームズだ」と納得する場面である。
ホームズの鋭い推理により、思いがけない真相が明らかになる。
子どものころは夢中になって読んだものだが、大人になっても、やはりホームズシリーズは魅力的である。
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フリーランスの産業翻訳者です。翻訳歴12年。趣味と実益(翻訳に必要な日本語の表現力を磨くため)を兼ねてレビューを書いています。サッカーファンです。
書評、500冊になりました。これからも少しずつ投稿していきたいと思います。
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- 出版社:IBCパブリッシング
- ページ数:105
- ISBN:9784896840483
- 発売日:2005年07月01日
- 価格:735円
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