書評でつながる読書コミュニティ
  1. ページ目
詳細検索
タイトル
著者
出版社
ISBN
  • ログイン
無料会員登録

ソネアキラ
レビュアー:
セントラルアパートがあった頃の原宿
『原宿セントラルアパート物語』浅井慎平著を読む。

いまだに原宿というとセントラルアパートの印象が強くて。つーと年齢がバレるけれど。

そうそうたるクリエイターたちがオフィスを構えていた。1階の喫茶店『レオン』は、そんな人間のたまり場だった。

写真家・浅井慎平のスタジオもセントラルアパートにあった。この本は、その当時の人びとを綴った、いわば原宿グラフィティ。

映画『妹』でグラフィックデザイナーに扮した伊丹十三のオフィス兼住まいとして出てくるのが、浅井のスタジオだったと覚えている。


セントラルアパートの中庭にあったJUNのカフェもデースコースには欠かせなかった。ブティック『ミルク』もあった。

レナウンの先に、もはや伝説といっていいライブハウス『ピテカントロプス』があった。『メロン』やイラストレーター横山忠正率いる『ザ・スポイル』のライブを見に行った。テクノポップブームも後期あたりか。

竹下通りのデザイン事務所にいた時期があったけど、夜になると子どもはいなくなって、裏通りに一歩入ると、なかなかいい感じの飲食店に火が灯る。


フリーになってから随分、原宿にあるビール会社に通った。ビールだけにほろ苦い思い出がいろいろある。当時の担当者の一人が関連会社の社長になったときはびっくりした。確かに仕事のできる人ではあったけれども。

セントラルアパート、いまは東急プラザ原宿になっている。

掲載日:
外部ブログURLが設定されていません
投票する
投票するには、ログインしてください。
ソネアキラ
ソネアキラ さん本が好き!1級(書評数:2217 件)

女子柔道選手ではありません。開店休業状態のフリーランスコピーライター。暴飲、暴食、暴読の非暴力主義者。東京ヤクルトスワローズファン。こちらでもささやかに囁いています。

twitter.com/sonenkofu

詩や小説らしきものはこちら。

https://note.mu/sonenkofu

読んで楽しい:3票
参考になる:15票
あなたの感想は?
投票するには、ログインしてください。

この書評へのコメント

  1. No Image

    コメントするには、ログインしてください。

書評一覧を取得中。。。
  • あなた
  • この書籍の平均
  • この書評

※ログインすると、あなたとこの書評の位置関係がわかります。

『原宿セントラルアパート物語』のカテゴリ

フォローする

話題の書評
最新の献本
ページトップへ