紅い芥子粒さん
レビュアー:
▼
「過ちは繰り返すな。敗者から学べ!」という主旨で書かれた歴史の本。
人は、勝者よりも敗れ去った者に惹かれる。
源頼朝よりも義経の方が人気があるし、三英傑では信長が一番人気。
しかし、この本は、破滅の美学を書いた本ではありません。
人生や事業を誤らないために、敗者から学ぼうという前向きな本です。
ビジネスマン向けでしょうか。
敗者として挙げられているのは、以下の26人。
蘇我入鹿、平将門、藤原頼長、平清盛、源義経、高師直、足利直義、足利義政、
太田道灌、今川義元、武田勝頼、織田信長、明智光秀、北条氏政、豊臣秀次、石田三成、
豊臣秀頼、天草四郎、徳川慶喜、松平容保、大鳥圭介、榎本武揚、江藤新平、西郷隆盛、
桐野利秋
よく知らない人も多いけれど、目次に簡潔な人物紹介があって、ずいぶん助けられました。
たとえば、藤原頼長「厳格に過ぎた摂関政治の護持者」、足利直義「愚兄への甘えから墓穴を掘った賢弟」、大鳥圭介「最後まであきらめない理系指導者」
豊臣秀次「独裁者に操られた悲劇の後継者」とか天草四郎「勝算なき戦いに駆り出された美少年」とかは、目次だけで納得してしまう。
織田信長が敗者というのは、ちょっと違和感があるけれど「己を克服できなかった史上最強の英傑」と書かれると、なるほど!そういうことね、と思う。
その信長を殺した光秀は「白と黒の二面性を併せ持った謀叛人」という評価。
コラムとして勝者烈伝もあります。
勝者に認定されているのは、この四人。
源頼朝、足利尊氏、徳川家康、大久保利通
やっぱり勝者よりも敗者のほうに、わたしは魅力を感じるなあ。
源頼朝よりも義経の方が人気があるし、三英傑では信長が一番人気。
しかし、この本は、破滅の美学を書いた本ではありません。
人生や事業を誤らないために、敗者から学ぼうという前向きな本です。
ビジネスマン向けでしょうか。
敗者として挙げられているのは、以下の26人。
蘇我入鹿、平将門、藤原頼長、平清盛、源義経、高師直、足利直義、足利義政、
太田道灌、今川義元、武田勝頼、織田信長、明智光秀、北条氏政、豊臣秀次、石田三成、
豊臣秀頼、天草四郎、徳川慶喜、松平容保、大鳥圭介、榎本武揚、江藤新平、西郷隆盛、
桐野利秋
よく知らない人も多いけれど、目次に簡潔な人物紹介があって、ずいぶん助けられました。
たとえば、藤原頼長「厳格に過ぎた摂関政治の護持者」、足利直義「愚兄への甘えから墓穴を掘った賢弟」、大鳥圭介「最後まであきらめない理系指導者」
豊臣秀次「独裁者に操られた悲劇の後継者」とか天草四郎「勝算なき戦いに駆り出された美少年」とかは、目次だけで納得してしまう。
織田信長が敗者というのは、ちょっと違和感があるけれど「己を克服できなかった史上最強の英傑」と書かれると、なるほど!そういうことね、と思う。
その信長を殺した光秀は「白と黒の二面性を併せ持った謀叛人」という評価。
コラムとして勝者烈伝もあります。
勝者に認定されているのは、この四人。
源頼朝、足利尊氏、徳川家康、大久保利通
やっぱり勝者よりも敗者のほうに、わたしは魅力を感じるなあ。
掲載日:
外部ブログURLが設定されていません
投票する
投票するには、ログインしてください。
読書は、登山のようなものだと思っています。読み終わるまでが上り、考えて感想や書評を書き終えるまでが下り。頂上からどんな景色が見られるか、ワクワクしながら読書という登山を楽しんでいます。
この書評へのコメント
 - コメントするには、ログインしてください。 
書評一覧を取得中。。。
- 出版社:実業之日本社
- ページ数:0
- ISBN:9784408555362
- 発売日:2019年10月04日
- 価格:815円
- Amazonで買う
- カーリルで図書館の蔵書を調べる
- あなた
- この書籍の平均
- この書評
※ログインすると、あなたとこの書評の位置関係がわかります。






















