三太郎さん
レビュアー:
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引っ越しの際に掘り出した昔読んだ本です。僕も会ったことがある山小屋のご主人の書いた本です。
著者の西澤さんは朝日連峰の麓の「朝日鉱泉・ナチュラリストの家」のご主人です。僕は登山客として山小屋で4回ほどお会いしています。
朝日連峰には5回登っていて、4回は朝日鉱泉に泊まっています。最初は1980年代で今の山小屋が出来る前で、最近のは2014年の夏だったと記憶しています。この本は1983年に出されているので、もしかしたら最初に宿泊した際に山小屋で買ったのかもしれません。本はその後も出版社を変えて今でも販売されています。
朝日鉱泉は元は明治初期から続く山奥の湯治宿だったのを、西澤さんが買取って山小屋として蘇らせました。最初の山小屋は床が傾きかけた古い湯治宿をそのまま利用していたのですが(僕が最初に泊まったのはその古い小屋の方でした)、今の場所に移って洋風のおしゃれな山小屋として再出発しました。
この本が書かれたのは今の山小屋が出来る前です。小屋を始めた当時はナチュラリストの家という名称が様々な誤解を生んだとか。地元の人はナショナル(松下電器)の関連施設だと勘違いし、登山者からは宗教団体の小屋とかヌーディストの集まる小屋だとかの誤解があったといいます。
意外だったのは当時すでに百名山制覇の神風?登山者が多くいて、例えば北海道から車でやって来て鳥海、月山、蔵王、朝日、飯豊、吾妻を登る計画だとか。こういった登山者はピークを最短時間で上り下りするので、決して朝日連峰の稜線歩きを楽しんだりはしないのだろうなあ。もっとも健脚な人は朝日連峰を北から南へ一日で縦走するのだそうですから、二日間で飯豊と朝日を連続で縦走する人もいるかも。僕は気に入った山には色んなルートで何度も登りたくなるので、百名山詣でには縁がありませんが。
これまでは夏のお盆休みの期間にしか登ったことがありませんでしたが、新緑や高山植物が見ごろなのは本当は6月なのだとか。来年は久しぶりに登ってみようかな。でも朝日連峰は飯豊連峰と並んで登りが最もきつい山として知られていますから、少しトレーニングしてからかな。
朝日連峰には5回登っていて、4回は朝日鉱泉に泊まっています。最初は1980年代で今の山小屋が出来る前で、最近のは2014年の夏だったと記憶しています。この本は1983年に出されているので、もしかしたら最初に宿泊した際に山小屋で買ったのかもしれません。本はその後も出版社を変えて今でも販売されています。
朝日鉱泉は元は明治初期から続く山奥の湯治宿だったのを、西澤さんが買取って山小屋として蘇らせました。最初の山小屋は床が傾きかけた古い湯治宿をそのまま利用していたのですが(僕が最初に泊まったのはその古い小屋の方でした)、今の場所に移って洋風のおしゃれな山小屋として再出発しました。
この本が書かれたのは今の山小屋が出来る前です。小屋を始めた当時はナチュラリストの家という名称が様々な誤解を生んだとか。地元の人はナショナル(松下電器)の関連施設だと勘違いし、登山者からは宗教団体の小屋とかヌーディストの集まる小屋だとかの誤解があったといいます。
意外だったのは当時すでに百名山制覇の神風?登山者が多くいて、例えば北海道から車でやって来て鳥海、月山、蔵王、朝日、飯豊、吾妻を登る計画だとか。こういった登山者はピークを最短時間で上り下りするので、決して朝日連峰の稜線歩きを楽しんだりはしないのだろうなあ。もっとも健脚な人は朝日連峰を北から南へ一日で縦走するのだそうですから、二日間で飯豊と朝日を連続で縦走する人もいるかも。僕は気に入った山には色んなルートで何度も登りたくなるので、百名山詣でには縁がありませんが。
これまでは夏のお盆休みの期間にしか登ったことがありませんでしたが、新緑や高山植物が見ごろなのは本当は6月なのだとか。来年は久しぶりに登ってみようかな。でも朝日連峰は飯豊連峰と並んで登りが最もきつい山として知られていますから、少しトレーニングしてからかな。
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1957年、仙台に生まれ、結婚後10年間世田谷に住み、その後20余年横浜に住み、現在は仙台在住。本を読んで、思ったことあれこれを書いていきます。
長年、化学メーカーの研究者でした。2019年から滋賀県で大学の教員になりましたが、2023年3月に退職し、10月からは故郷の仙台に戻りました。プロフィールの写真は還暦前に米国ピッツバーグの岡の上で撮ったものです。
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- 出版社:山と溪谷社
- ページ数:0
- ISBN:9784635170086
- 発売日:1983年01月01日
- 価格:500円
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