ぽんきちさん
レビュアー:
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知財xラノベ、第2弾。徐々に成長していく新米部員。
『それってパクリじゃないですか?』の続編。
1巻で、会社にとっても知財部にとっても大きなピンチを乗り越え、バディ感も増してきた新米知的財産(知財)部員である主人公・亜季と上司の弁理士・北脇。
とはいえ、亜季としては北脇に早く一人前と認めてもらいたい。だが、仕事はできるがやや変わり者でクールな北脇は、必要以上に褒めたりおだてたりはしない。それはある意味、誠実さの裏返しでもあるのだが。
知財部は会社の権利を守る部署だが、時として細かいことを言い立てて、開発に水を指す、と煙たがられることもある。どんなによいものであろうと、他社の特許に抵触していたり、先に権利を押さえられてしまったりすれば、後々、訴訟になることや、製品の販売ができなくなることもある。そうなれば大損害である。そういう事態にならないように手立てを打つのが知財部の仕事なのだが、わかってもらえないことも往々にしてあるのだ。
社外と戦う前に、社内を納得させるために奮闘する亜季たち。
さて、首尾はいかに。
知財部に配属される前は開発部にいた亜季。
そのころ関わっていた技術を、発明として出願するところまで漕ぎ着けた。
亜季にとっては、開発から特許出願まで、いわば手塩にかけた発明。どうにか無事に特許化したいところだが、特許庁から「拒絶理由通知書」なるものが送られてきた。そして担当審査官は北脇とは何やら因縁があるらしい、冷たい印象の冴島。
亜季は無事に冴島の拒絶を覆すことができるだろうか。
次々と湧き上がる事案に取り組みながら、何だかんだ言いつつも、北脇も徐々に亜季の頑張りを認めてきている様子。
そんな折、亜季にとっては思い出したくもない学生時代の苦い恋の相手、瀬名が再び亜季の前に現れた。しかも、瀬名はどうやら、パテント・トロールと呼ばれる、特許を食い物にして金儲けをする会社に勤めているらしい。
何だか怪しい雲行きだが、瀬名との対決は次巻以降。
1巻で、会社にとっても知財部にとっても大きなピンチを乗り越え、バディ感も増してきた新米知的財産(知財)部員である主人公・亜季と上司の弁理士・北脇。
とはいえ、亜季としては北脇に早く一人前と認めてもらいたい。だが、仕事はできるがやや変わり者でクールな北脇は、必要以上に褒めたりおだてたりはしない。それはある意味、誠実さの裏返しでもあるのだが。
知財部は会社の権利を守る部署だが、時として細かいことを言い立てて、開発に水を指す、と煙たがられることもある。どんなによいものであろうと、他社の特許に抵触していたり、先に権利を押さえられてしまったりすれば、後々、訴訟になることや、製品の販売ができなくなることもある。そうなれば大損害である。そういう事態にならないように手立てを打つのが知財部の仕事なのだが、わかってもらえないことも往々にしてあるのだ。
社外と戦う前に、社内を納得させるために奮闘する亜季たち。
さて、首尾はいかに。
知財部に配属される前は開発部にいた亜季。
そのころ関わっていた技術を、発明として出願するところまで漕ぎ着けた。
亜季にとっては、開発から特許出願まで、いわば手塩にかけた発明。どうにか無事に特許化したいところだが、特許庁から「拒絶理由通知書」なるものが送られてきた。そして担当審査官は北脇とは何やら因縁があるらしい、冷たい印象の冴島。
亜季は無事に冴島の拒絶を覆すことができるだろうか。
次々と湧き上がる事案に取り組みながら、何だかんだ言いつつも、北脇も徐々に亜季の頑張りを認めてきている様子。
そんな折、亜季にとっては思い出したくもない学生時代の苦い恋の相手、瀬名が再び亜季の前に現れた。しかも、瀬名はどうやら、パテント・トロールと呼ばれる、特許を食い物にして金儲けをする会社に勤めているらしい。
何だか怪しい雲行きだが、瀬名との対決は次巻以降。
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分子生物学・生化学周辺の実務翻訳をしています。
本の大海を漂流中。
日々是好日。どんな本との出会いも素敵だ。
あちらこちらとつまみ食いの読書ですが、点が線に、線が面になっていくといいなと思っています。
「実感」を求めて読書しているように思います。
赤柴♀(もも)は3代目。
この夏、有精卵からヒヨコ4羽を孵化させました。そろそろ大雛かな。♂x2、♀x2。ニワトリは割と人に懐くものらしいですが、今のところ、懐く気配はありませんw
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- 出版社:集英社
- ページ数:0
- ISBN:9784086804936
- 発売日:2023年03月16日
- 価格:759円
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