波津雪希さん
レビュアー:
▼
自然の吐息が感じられる小説です。
 帯には18年4カ月もの歳月をかけて熟成させた小説と
ありましたが、作者は国会議員だった。
その文庫化されたことにより後日談が加筆されています。
文庫化されたことに後日談が加筆されることは珍しくない
ですが、確かに本書は後日談がなれば咲音の行く末が気に
なってしまいます。
幼い頃、両親が離婚、その際、父か母のどちらに付いて
行くか選ばされた咲音。
父を選んだことで母に会うことが怖くなり日本に来ること
がなかった。父親が無くなったことでデンマークから日本
の母親の実家に行ってみたが、既に母親は実家に居ない。
そして灰猫と自らを呼ぶ不思議な老女と暫く生活する。
最初の頃は部隊が、どこなのかさっぱり分かりませんで
したが第二次世界大戦のことが話題に出てきて舞台は日本
の何処かであることが判りました。
何年か一時だけ池が出現すること。
その池で最後に泳ぐことを目標としている灰猫。
その灰猫を親族でもないのに支えるように生活をしている
咲音。
咲音の母親の実家だというが、かなり古い民家なのでしょ
う。
ストーリーに時折登場する風景が印象的な小説でした。
ありましたが、作者は国会議員だった。
その文庫化されたことにより後日談が加筆されています。
文庫化されたことに後日談が加筆されることは珍しくない
ですが、確かに本書は後日談がなれば咲音の行く末が気に
なってしまいます。
幼い頃、両親が離婚、その際、父か母のどちらに付いて
行くか選ばされた咲音。
父を選んだことで母に会うことが怖くなり日本に来ること
がなかった。父親が無くなったことでデンマークから日本
の母親の実家に行ってみたが、既に母親は実家に居ない。
そして灰猫と自らを呼ぶ不思議な老女と暫く生活する。
最初の頃は部隊が、どこなのかさっぱり分かりませんで
したが第二次世界大戦のことが話題に出てきて舞台は日本
の何処かであることが判りました。
何年か一時だけ池が出現すること。
その池で最後に泳ぐことを目標としている灰猫。
その灰猫を親族でもないのに支えるように生活をしている
咲音。
咲音の母親の実家だというが、かなり古い民家なのでしょ
う。
ストーリーに時折登場する風景が印象的な小説でした。
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この書評へのコメント
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- 出版社:扶桑社
- ページ数:0
- ISBN:9784594096212
- 発売日:2023年12月22日
- 価格:968円
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