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波津雪希
レビュアー:
『こたつ猫』ならぬ『こたつ犬』。 何故、犬がこたつと紐づいたのか? 衝撃に事実が最終章で語られる。
 『お邪魔しています、こたつ犬』はKADOKAWAから発売されて
いますがレーベルは『富士見L文庫』。
本書を読んでも、何故『富士見L文庫』から本書が発売されたのか
謎です。『角川文庫』でも良さそうな内容でした。

 本書は五章から成り立っています。
第一章『母親とこたつ』では、蟹江宏美の自宅に母親の蟹江みさこが
突然やって着るところから始まりますが、何故だか蟹江宏美が自宅に
帰ると今まで部屋になかったのにこたつがあり犬がこたつに入っていた。
何故、ねこでなく犬なの。
そんな謎には一切触れずに蟹江みさこが高校時代レディースだったことが
語られ、母親に対する蟹江宏美のわだかまりが、こたつ犬によって
解消されていく。一体、こたつ犬の目的は何なの?

 第二章『テレワークとこたつ』の主人公の野木香苗は蟹江宏美の職場の
後輩。第一章では語られなかった蟹江宏美の都市伝説的行動が明らかに
なります。浮気した彼氏をバイクで轢いた?
母親の蟹江みさこの伝説以上です。
テレワークの会議で早出遊んでいた彼氏をしばき倒すシーンは
主人公の野木香苗、そっちのけで大いに笑えました。

 第三章の主人公は野木香苗の学生時代の先輩。
第一章~第三章まで主人公たちに関係がありましたが
第四章の上村美栄の誰の関係者は不明。
そして第五章で『こたつ犬』の履歴が明らかになる。
『こたつ犬』のこれまでの行いは、恩返し?
『こたつ犬』は、もしかして妖怪?
なんとも不思議な犬の話でした。
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波津雪希
波津雪希 さん本が好き!1級(書評数:1951 件)

本を読むのは、もっぱら移動時間。
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