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ぷるーと
レビュアー:
名画のドレスに注目!
この本で取り上げられているのは、人物画、中でもその人物の衣装が詳細に描かれている絵画90点。その絵画に描かれている装飾品について、詳しい説明がつけられている。

肖像画の場合、絵の依頼主は、自分の優位性を示すため、姿形だけでなく、自分がどれだけ豪華な衣装を身にまとっているか、どれほど高価で手の込んだ布地で、デザインがすぐれ、素晴らしい持ち物を持っているかをも描かせた。なので、布地の柄、幾重にも重なるレースの繊細な柄、細やかな刺繍、たっぷりしたリボンなどなど、とにかく美しく、華やかに、細やかに描かれていて、その質感まで感じられそうなほどで、肖像画家の気合のほどがうかかわれる。

ロココからヴィクトリア朝の女性衣装は絵画でもよく見るが、各部位の名称など知らないことも多くちょっとしたミニ知識なども書かれていて、なかなかおもしろく読めた。

それにしても、貴婦人たちの衣装のなんと豪奢なことか。その美しさ繊細さは、ついつい見入っていつまでも見飽きないほどだ。
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ぷるーと
ぷるーと さん本が好き!1級(書評数:2932 件)

 ホラー以外は、何でも読みます。みなさんの書評を読むのも楽しみです。
 よろしくお願いします。
 

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