波津雪希さん
レビュアー:
▼
朝鮮人民共和国が舞台の小説です。
冒頭に本書は脱北者の多岐にわたる取材により
基づいて書かれているとありました。
少ない朝鮮人民共和国の情報から現地の様子を
描くのは非常に困難を極めたと思います。
しかしながら、本書に書かれているようなことが
実際に在った出来事に近いとしたら、日本との違い
に戸惑います。何故、国を捨てるのかが理解できました。
主人公のアンサノは上司から過去の事件について
再度調べ直すように言われて雨の中、价川市に車で向かうが
途中、当たり屋に遭遇し人民保安官のバッチを見せると
逃げ出す当たり屋たち。ここで彼らを拘束しなかったのは
住人たちの生活の苦しみを知った上なのでしょう。
しかし、そんな性格のアンサノは既に上司に嵌められて
いるとは知りもしないで捜査に当たる。
アンサノが担当した事件の新犯人は自分の父親で
父親が逮捕されると自分の階級が落ちる。
また自首してきた男の矢も得ない事情もあり
アンサノが同報告書をまとめるのかが気になりましたが
裏にあった陰謀はアンサノを嵌めることで
朝鮮人民共和国を変えていきたい上層部の意向だったのは
意外でした。なんだかペテンに遭った気分です。
基づいて書かれているとありました。
少ない朝鮮人民共和国の情報から現地の様子を
描くのは非常に困難を極めたと思います。
しかしながら、本書に書かれているようなことが
実際に在った出来事に近いとしたら、日本との違い
に戸惑います。何故、国を捨てるのかが理解できました。
主人公のアンサノは上司から過去の事件について
再度調べ直すように言われて雨の中、价川市に車で向かうが
途中、当たり屋に遭遇し人民保安官のバッチを見せると
逃げ出す当たり屋たち。ここで彼らを拘束しなかったのは
住人たちの生活の苦しみを知った上なのでしょう。
しかし、そんな性格のアンサノは既に上司に嵌められて
いるとは知りもしないで捜査に当たる。
アンサノが担当した事件の新犯人は自分の父親で
父親が逮捕されると自分の階級が落ちる。
また自首してきた男の矢も得ない事情もあり
アンサノが同報告書をまとめるのかが気になりましたが
裏にあった陰謀はアンサノを嵌めることで
朝鮮人民共和国を変えていきたい上層部の意向だったのは
意外でした。なんだかペテンに遭った気分です。
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- 出版社:KADOKAWA
- ページ数:0
- ISBN:9784041122952
- 発売日:2022年01月21日
- 価格:770円
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