oldmanさん
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快女金井真紀が集めた世界の面白ことわざ。このタイトルと著者自身による愉快なイラストの表紙が楽しい。「さておばあちゃんはなんと言ったのでしょう?」
世の中には知っておくべき知識と、まぁ知らんでもまったく構わない知識があるが、この本は典型的無駄知識の集大成の様な1冊です。
著者の金井真紀嬢は、『虫ぎらいはなおるかな』やら『世界のおすもうさん』『日本に住んでる世界の人』など数か国語をあやつる国際人の様に見えるが、本人曰く「外国語はからっきし話せないし読めない」のに「言語に関するエピソードが大好き」だそうです。
どうやら著作を見ていると、彼女は好奇心が旺盛で、誰とでもすぐに友達になってしまうという、引っ込み思案で臆病な僕からすればもう心底羨ましい性格をお持ちの方らしいのです。
そんな性格と軽妙な文章、そして愉快なイラストで構成されたこの本は月刊誌『世界』のグラビア欄で3年間連載した記事をまとめたものだそうです。
本書は「マオリ語」「バスク語」「ズールー語」「台湾語」など36の言語が網羅されています。
あとがきに曰く
したそうで、その成果が本書に纏められています。
な著者が作った本。
知ったからと言ってそれが何の役にも立たない知識の塊のような本ですが、それが堪らなく楽しいのです。
良い本棚にはこういう本も置いてしかるべきでしょう。
著者の金井真紀嬢は、『虫ぎらいはなおるかな』やら『世界のおすもうさん』『日本に住んでる世界の人』など数か国語をあやつる国際人の様に見えるが、本人曰く「外国語はからっきし話せないし読めない」のに「言語に関するエピソードが大好き」だそうです。
どうやら著作を見ていると、彼女は好奇心が旺盛で、誰とでもすぐに友達になってしまうという、引っ込み思案で臆病な僕からすればもう心底羨ましい性格をお持ちの方らしいのです。
そんな性格と軽妙な文章、そして愉快なイラストで構成されたこの本は月刊誌『世界』のグラビア欄で3年間連載した記事をまとめたものだそうです。
本書は「マオリ語」「バスク語」「ズールー語」「台湾語」など36の言語が網羅されています。
あとがきに曰く
連載中は海外に出かける用事が有れば、必ずことわざを探します。友人が外国を旅行すると聞けば「おみやげはいらないから、面白いことわざを見つけてきて」と無茶ぶり。海外ルーツの人、翻訳家、人類学者、言語学者などに会うたびに、にじり寄って耳元で「なんかいいことわざ、ある?」とささやく。そんな「闇ことわざ商」のように怪しく暗躍
したそうで、その成果が本書に纏められています。
語学力ゼロ、ことわざの専門知識はない、ただし聞きかじりと受け売りは大得意
な著者が作った本。
知ったからと言ってそれが何の役にも立たない知識の塊のような本ですが、それが堪らなく楽しいのです。
良い本棚にはこういう本も置いてしかるべきでしょう。
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最近歳のせいか読書スピードが落ちているにもかかわらず、本好きが昂じて積読本が溜まっております。
そして、歩けるうちにとアチコチヘ顔を出すようになりました。
現在はビブリオバトルを普及することに力をいれております。
その為読書メーターにはコミュニティーも作りました。
( ゚∀゚)つ https://bookmeter.com/communities/337701
いささかひねくれた年寄りですがよろしくお願いいたします。
2016年12月 読書メーターのプロフィル画像とハンドルネームをちょっと変えてみました(*^^*)
読メハンドルネーム oldman獺祭魚翁
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- 出版社:岩波書店
- ページ数:0
- ISBN:9784000615730
- 発売日:2022年12月15日
- 価格:1980円
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