波津雪希さん
レビュアー:
▼
電車事故に関係する幽霊の話。
本書で登場する東浜鉄道・鎌倉線なるものは
実在しておりません。鎌倉駅は横須賀線。
由比ヶ浜駅(小説内では西由比ヶ浜)は江ノ電。
湯河原駅は東海道線。といった具合に幾つかの実在する
路線を組み合わせものが東浜鉄道なのでしょう。
鎌倉生魂神社も存在しておらず、大阪には生国魂神社は
存在しています。本書に登場する鎌倉生魂神社は
亡くなった人の魂が生きたまま、そこに残るという
言い伝えが残っているもので、脱線事故を起こした
東浜鉄道・鎌倉線の快速電車が鎌倉生魂神社の
鳥居に触れたから、深夜に不可解な出来事が
起こったのでしょう。ここまで読むとメディアワークス文庫
というレベールではなく、角川ホラー文庫から出版
されていても、おかしくない内容です。
電車の脱線により亡くなった人を生きている人に
橋渡しをする女性も幽霊。
西由比ヶ浜駅に新薬行くと居るという女子高校生は
電車の脱線事故の被害者ではない。
では何故、彼女が脱線事故に遭った人々と生きている人の
橋渡しをするのか。本書の最後に語られた内容は
とても悲惨でした。女子高生が脱線事故の被害者たちと
成仏できた良かったと思います。
実在しておりません。鎌倉駅は横須賀線。
由比ヶ浜駅(小説内では西由比ヶ浜)は江ノ電。
湯河原駅は東海道線。といった具合に幾つかの実在する
路線を組み合わせものが東浜鉄道なのでしょう。
鎌倉生魂神社も存在しておらず、大阪には生国魂神社は
存在しています。本書に登場する鎌倉生魂神社は
亡くなった人の魂が生きたまま、そこに残るという
言い伝えが残っているもので、脱線事故を起こした
東浜鉄道・鎌倉線の快速電車が鎌倉生魂神社の
鳥居に触れたから、深夜に不可解な出来事が
起こったのでしょう。ここまで読むとメディアワークス文庫
というレベールではなく、角川ホラー文庫から出版
されていても、おかしくない内容です。
電車の脱線により亡くなった人を生きている人に
橋渡しをする女性も幽霊。
西由比ヶ浜駅に新薬行くと居るという女子高校生は
電車の脱線事故の被害者ではない。
では何故、彼女が脱線事故に遭った人々と生きている人の
橋渡しをするのか。本書の最後に語られた内容は
とても悲惨でした。女子高生が脱線事故の被害者たちと
成仏できた良かったと思います。
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- 出版社:KADOKAWA
- ページ数:0
- ISBN:9784049127362
- 発売日:2020年06月25日
- 価格:715円
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