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ぽんきち
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古都・京都は大学の町でもある
淡交社は裏千家系の出版社で、茶道関係の書籍が多いが、本拠地・京都に関する本も多く出版している。
そんな淡交社が出すムック本。

京都はもちろん、古都であるわけだが、実は大学が多い町でもある。
本書出版当時で38校の大学があり、15万人近い学生が学ぶ。総人口当たりの学生数の比率では圧倒的に全国一だという。
筆頭は京都大学であるわけだが、官立のものだけではなく、宗教系・実業系の大学も数多く、前者の代表はキリスト教系の同志社、仏教系の龍谷・大谷、後者は立命館だろう。その他、女子教育に努めてきた大学、美術系の大学と多様な大学が存在する。

こうした大学を、「おとなが学べる」という切り口で紹介する1冊。
さまざまな大学が市民にも門戸を開いている。
パート1ではトピックごとに関連する大学や講座を紹介する。
博物館・美術館。
いわゆる「京都学」。
宗教講座。
芸術・芸能の世界。
MBAなどの実務系。
パート2では各大学を1~2ページでまとめる。
市民が利用できる図書館や食堂などのデータも簡潔に記載される。
講座に関しては、大体の価格も記される親切設計。

京都に暮らし、「学ぶ」ことに興味があるのであれば、これはなかなか使えそう。
スグレモノの1冊である。
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ぽんきち
ぽんきち さん本が好き!免許皆伝(書評数:1826 件)

分子生物学・生化学周辺の実務翻訳をしています。

本の大海を漂流中。
日々是好日。どんな本との出会いも素敵だ。

あちらこちらとつまみ食いの読書ですが、点が線に、線が面になっていくといいなと思っています。

「実感」を求めて読書しているように思います。

赤柴♀(もも)は3代目。
この夏、有精卵からヒヨコ4羽を孵化させました。そろそろ大雛かな。♂x2、♀x2。ニワトリは割と人に懐くものらしいですが、今のところ、懐く気配はありませんw

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この書評へのコメント

  1. 菅原万亀2022-03-04 11:19

    京都…行きたいですね~;;
    学生時代を京都ですごしましたが、もっと貪欲に街そのものから学べばよかったと後悔しています。視野が狭すぎました。

  2. くにたちきち2022-03-04 11:24

    ぽんきちさん:京都の町では、京都大学は「きょうだいはん」と敬意をこめて呼ばれて、大事にされていたそうです。それに対して、大阪の場合は大阪市内にある大学は「大阪市立大学」以外はなくなったそうですが、真偽のほどは分かりません。
    なお、「shっパン」とあるのは「出版」のニアミスと違いまっか?

  3. ぽんきち2022-03-04 13:10

    菅原万亀さん

    をを、京都で学生生活を送られたのですか。
    私はここ10数年京都在住で、多分、この後は引っ越さない、と思います。
    学生だとまた違う楽しみ方があったのでしょうね。
    旅行と違って、住んでしまうと、なかなかあちこち回らなかったりしますよね(^^;)。
    そろそろリタイアも睨む年頃になってきたので(^^;)、街にも親しんでいきたいと思っています。


    くにたちきちさん

    ご指摘ありがとうございますm(__)m。訂正しました。

    そうですね、学生さんへの視線は割と温かいかなと思います。
    京都は明治期、番組制度というのがあり、住民自治区ごとに小学校が設置されたりしたことから、小学校と地域の結びつきも強いように思います。そんなところも教育が重視される素地になっているのかもしれません。

  4. noel2022-03-04 14:06

    京大は「京大はん」で、「同志社」は「同やん」で、中学の頃は同やんのプールに泳ぎにいったものです。そして「立命館大」は「りっちゃん」でした。京大はちと変わっていて、教授を先生とは呼ばず、「〇〇さん」と「さんづけ」にしていました。それだけ開けていたんですね。

  5. ぽんきち2022-03-04 15:05

    >京大は「京大はん」、「同志社」は「同やん」、「立命館大」は「りっちゃん」
    そうなんだ、微妙に語尾が違うのがおもしろいですね。親しみの度合いが違うのかなw

    同志社、プール開放とかしてたんですか。地域貢献もいろいろですね。

  6. noel2022-03-04 15:11

    団塊の世代の京住まいのひとは、みんなそう呼んでいました。いまはもう昔の世界ですが……。

  7. 三太郎2022-03-09 15:56

    >大阪市内にある大学は「大阪市立大学」以外はなくなった

    大阪工業大学のビルが梅田駅前に建っています。先日行ってきたばかり。

    京都大学は昔、工学部の桂キャンパスに行ったことがあります。滋賀に来てからは京都にあまり行ってないですね。

    立命館大の朱雀キャンパスは一度だけ行ったことが・・・

  8. noel2022-03-09 16:08

    立命は昔、広小路と衣笠だけだったのですが……。

  9. ぽんきち2022-03-09 17:07

    立命館も同志社もキャンパスが結構分散してますよね。付属の小中高も離れてたりもしますし。やっぱり京都市内に1つにまとめようとすると無理があるのかな。

    京大の吉田キャンパスはそこそこの広さだと思いますが、桂キャンパスは工学系で比較的新しいみたいですね。テクノロジー+サイエンスという感じだと、やっぱり広いに越したことはないのかな。あとは陸軍から譲り受けた(!)宇治のキャンパスというのもあるみたいですね。

    広小路の立命館というのは私は知らなかったのですが、「ニ十歳の原点」の高野悦子さんが通ったキャンパスみたいですね。
    https://www.takanoetsuko.com/sub19690105.html
    1981年に京都府に売却され、今はその跡地が府立医大の図書館になっているそうです(私、引っ越してきたのが2009年なので、道理で知らないわけだ)。

  10. oldman2022-03-09 17:09

    高校時代は父の実家(京大農学部グラウンドの裏)から通っていました。高校は御所の隣だった(こっちは母の実家の側)ので、、授業をサボって御所で昼寝してました。りっちゃんの学食はよく行ってましたし、大体同級生の友達が末川先生の孫でした。妹は同志社中学というあの辺べったりの高校時代でしたね。

  11. noel2022-03-09 17:11

    立命史学は鬼より怖いと言われていました。

  12. 三太郎2022-03-09 17:15

    皆さん京都に縁があるのですね。僕は初めての関西暮らしが滋賀の草津なのですが、今後も京都や大阪に住むことはなさそうです。

  13. noel2022-03-09 17:21

    立命史学の怖さに関するご参考に供します。高野さんもわたしもoldmanさんもこの時代に生きていたのです、というと、もう死んでしまったみたいですが……。
    https://blog.goo.ne.jp/d-xiaoye/e/cfd686d3dcb1e7f02bb3f60f0c399a44

  14. ぽんきち2022-03-09 17:49

    や、何かいろいろ勉強になります(^^;)。

    >oldmanさん
    生活圏がコンパクトにまとまっていたのですね。

    末川先生というのは名誉総長だったという末川博先生のことですかね・・? ググってたら滝川事件とか出てきて、うーん、いろいろあったのですねぇ・・・。

    > noelさん
    > 鬼より怖い立命史学
    日本史の入試問題が難しかったんですね。各校、特色があったのですねぇ。今でも傾向はあるのでしょうが。

    「広小路」ってそもそも、あんまり聞いたことない通りの名前だとおもったら、河原町から寺町までの100mほどの短い通りなんですね。

    >三太郎さん
    や、私も大阪はほとんど行ったことありません(^^;)。てか、京都のこともあまり知らないです(爆
    滋賀は住みやすそうなイメージがあります。琵琶湖の水にはお世話になってますw

  15. noel2022-03-09 19:57

    鬼より怖いといわれた所以は、林屋辰三郎さんと奈良本辰也さんのおふたりが「日本史研究会」を立ち上げ、「立命館大の二辰」として他の研究者に恐れられ、幅を利かしていたからです。なので、日本史の入試問題が難しかったからというわけではないのです。ご参考に供した資料が不適切だったようで申し訳ありません。コラムを書いたひとの責任ではないので、この場を借りて訂正しておきます。

  16. ぽんきち2022-03-09 20:04

    ありがとうございます。

    勉強になりました☆

  17. oldman2022-03-09 20:18

    ぽんきちさん 
    そうです、末川博先生の孫でお父様は立命館の教授でした。高校時代のポン友で、一緒になってしょっちゅうエスケープしていました。「2001年宇宙の旅」もこいつと一緒に逃げて見に行ったものです。
    大阪はエスケープして結構行ってました。阪急電車で1時間本を読んでいると宇梅田でしたから……梅田の地下街や三宮の地下街をブラブラしていました。

    当時の京都の府立は殆どが私服でしたので、背が高い方だった僕は何処でもフリーパス。咥え煙草で京極をぶらついたものです。(;´Д`)

  18. ぽんきち2022-03-09 20:35

    なるほどー。青春だなぁ・・・。

    >当時の京都の府立は殆どが私服
    今だと紫野くらいかな・・・? や、紫野は市立ですか。
    府立ではなくなったのかな・・・? 鴨沂も朱雀も制服になったみたいですね。

  19. noel2022-03-09 20:41

    三校は京大、三中は山城。鴨沂も私服だったような……。

  20. oldman2022-03-09 22:41

    僕はその鴨沂OBです。まぁ70年代ですけどね。私服で自治会が強く本当に自由でした。( ̄▽ ̄)

  21. ぽんきち2022-03-09 22:50

    こちらは旧校舎でしょうかね。2010年代に大々的に建て替えたんですよね、鴨沂。

  22. noel2022-03-09 22:52

    oldmanさん
    このやり取りは以前もやりましたね。そして沢田研二さんの家の近くだという話も出ました。いずれにせよ、何度思い出し、語り合っても、懐かしい思い出というものは飽きないですね。わたしは、どこかのコメントにも書きましたが、もう京都にはおらず、京都がとても懐かしいです。なので、oldmanさんとこういう話をするのが楽しいです。それで、思うのですが、つい先月でしたか、以前oldmanさんが書評を書いておられた大淵幸治さんの新刊『本当は怖い京ことば』が出たので、そのレビューを書くつもりでいるのですが、oldmanさんのほうでもお書きいただけたらなと期待しております。
    ぽんきちさんには、ひとのコメント欄を利用させてもらって申し訳ないのですが、ぽんきちさんもぜひご感想をお聞かせいただければと思います。

  23. ぽんきち2022-03-09 23:11

    はーい、楽しみにしてます♪

  24. noel2022-03-09 23:42

    ぽんきちさんのも、愉しみにしてまーす。

  25. ぽんきち2022-03-09 23:48

    あ、本の方の感想ということでしょうか?
    すみません、ちょっと私はネイティブじゃなくて、歯が立つかどうかよくわからないので、とりあえず、noelさんの感想を拝読してから読むかどうか決めます(^^;)。

  26. oldman2022-03-10 17:08

    アハハ 一応献本なので応募しています。果たして当たるかどうか??
    ああ、でも書評を書いたのは井上章一さんの『京都嫌い』じゃなかったでしょうか?

  27. noel2022-03-10 19:25

    いや、むしろその『京都嫌い』より京都を理解しているとしてレビューされていたので、嬉しくなって、またぞろoldmanさんにご登場願えたらと思ったのです。下記は、そのときのoldmanさんのご書評です。これにより、わたしはoldmanさんの存在を知ったのです。
    https://www.honzuki.jp/book/129314/review/187095/

  28. oldman2022-03-12 00:13

    noelさん それは恐れ入ります。あの時はかなり辛辣な書評を書きましたが、今回はどうなる事やら…… できれば献本が当たると良いのですが、まぁ間もなく結果が解るでしょう。

  29. noel2022-03-12 07:03

    当たることを祈っています。お近くの図書館にあるかもしれませんが……。

  30. noel2022-03-18 21:31

    oldmanさんも、ぽんきちさんも、当たっているといいなあ……。

  31. ぽんきち2022-03-18 21:36

    あ、すみません、私応募してなくて(^^;)。

    うーん、このあたりのコトバの機微は難しそう。てか、私、周囲に生粋の京都人は多くないこともあり、多分、ちょっとこちらの本を読んでもピンとこないと思います。すみません・・・。

  32. noel2022-03-18 21:50

    残念だなあ~。他府県のひとだからこそ、読んでほしかったんだけどなあ~。

  33. oldman2022-03-19 13:33

    残念 外れました_| ̄|○ まぁ図書館に予約入れてますからそのうち読めるでしょう( ̄▽ ̄)

  34. noel2022-03-19 15:09

    よろしくお願いしまっす。

  35. No Image

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