たけぞうさん
レビュアー:
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図書館レファレンスのネタ話。
題名どおりの本で、楽しそうなので読んでみました。
福井県立図書館は、レファレンス結果を覚え違いタイトル集として
公開しています。出版社の目に留まり、この本が発行されました。
実際のレファレンス結果と、巻末に司書の仕事の実態が書いてあります。
もうちょっとネタっぽいかと思ったら、かなり真面目な作りでした。
でも、内容的に誰かに言いたくなってしまうのですね。
そんな魅力にあふれています。
知っているようで知らない図書館のお話に満足しました。
レファレンス結果をいくつかのテーマに分けてあります。
第一章は、「おしい!」。
微妙に似ている題名の問い合わせで、ああ、あれだよねと
想像のつくものが多いです。
本文は、左ページに問い合わせ内容を紹介し、
ページをめくった右ページに結果が書いてあります。
昔のうろ覚えと、文字の読み間違いが多いですね。
なるほど、確かにねというものもあれば、よくこれで探している本が
分かったなというものもあります。
第二章は、「それはタイヘン!」。
No.22は、題名になっている「100万回死んだねこ」を
貸してくださいという依頼です。
いちいち指摘するほうが変で、はい、これですねとお渡しすれば、
あっいけね、100万回生きたねこじゃんで流れていくたぐいのお話です。
有名本が混ざりあったり、微妙に意味が違っていたりする
レファレンスが並びます。
究極は、「よくわかりましたね!」の章。
この本には最終結果しか書いてありませんが、
答えにたどり着くには、問い合わせをした人との対話が必須であり、
お話をしているうちに重要なヒントが出てきて
見つかることが多いそうです。
たまにネットなどで、ワンフレーズのうろ覚え部分だけで
探してと書いている人がいますが、それで見つかるのは至難の業と
いうことでした。
本で紹介されているレファレンス結果は、もったいないので
ここでの紹介はやめておきます。
参考で、この本には書いていない実例を一つ紹介しますね。
知人の本屋で、お客さまからこんな問いかけがあったそうです。
「すみません、三千円のもうけかた」って本を探しているんですけど」
「……はい、こちらですね」
欲のない人ですね。三千円でいいんなら。
何が手渡されたかは言わずもがなでしょう。
こんなネタを集めた一冊ですよ。
福井県立図書館は、レファレンス結果を覚え違いタイトル集として
公開しています。出版社の目に留まり、この本が発行されました。
実際のレファレンス結果と、巻末に司書の仕事の実態が書いてあります。
もうちょっとネタっぽいかと思ったら、かなり真面目な作りでした。
でも、内容的に誰かに言いたくなってしまうのですね。
そんな魅力にあふれています。
知っているようで知らない図書館のお話に満足しました。
レファレンス結果をいくつかのテーマに分けてあります。
第一章は、「おしい!」。
微妙に似ている題名の問い合わせで、ああ、あれだよねと
想像のつくものが多いです。
本文は、左ページに問い合わせ内容を紹介し、
ページをめくった右ページに結果が書いてあります。
昔のうろ覚えと、文字の読み間違いが多いですね。
なるほど、確かにねというものもあれば、よくこれで探している本が
分かったなというものもあります。
第二章は、「それはタイヘン!」。
No.22は、題名になっている「100万回死んだねこ」を
貸してくださいという依頼です。
いちいち指摘するほうが変で、はい、これですねとお渡しすれば、
あっいけね、100万回生きたねこじゃんで流れていくたぐいのお話です。
有名本が混ざりあったり、微妙に意味が違っていたりする
レファレンスが並びます。
究極は、「よくわかりましたね!」の章。
この本には最終結果しか書いてありませんが、
答えにたどり着くには、問い合わせをした人との対話が必須であり、
お話をしているうちに重要なヒントが出てきて
見つかることが多いそうです。
たまにネットなどで、ワンフレーズのうろ覚え部分だけで
探してと書いている人がいますが、それで見つかるのは至難の業と
いうことでした。
本で紹介されているレファレンス結果は、もったいないので
ここでの紹介はやめておきます。
参考で、この本には書いていない実例を一つ紹介しますね。
知人の本屋で、お客さまからこんな問いかけがあったそうです。
「すみません、三千円のもうけかた」って本を探しているんですけど」
「……はい、こちらですね」
欲のない人ですね。三千円でいいんなら。
何が手渡されたかは言わずもがなでしょう。
こんなネタを集めた一冊ですよ。
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ふとしたことで始めた書評書き。読んだ感覚が違うことを知るのは、とても大事だと思うようになりました。本が好き! の場と、参加している皆さんのおかげです。
星の数は自分のお気に入り度で、趣味や主観に基づいています。たとえ自分の趣味に合わなくても、作品の特徴を書評で分かるようにしようと務めています。星が低くても作品がつまらないという意味ではありません。
自己紹介ページの二番目のアドレスは「飲んでみた」の書評です。
三番目のアドレスは「お絵描き書評の部屋」で、皆さんの「描いてみた」が読めます。
四番目のアドレスは「作ってみた」の書評です。
よかったらのぞいてみて下さい。
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- 出版社:講談社
- ページ数:0
- ISBN:9784065258927
- 発売日:2021年10月20日
- 価格:1320円
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