書評でつながる読書コミュニティ
  1. ページ目
詳細検索
タイトル
著者
出版社
ISBN
  • ログイン
無料会員登録

波津雪希
レビュアー:
関西弁でおっさんのように話す猫は、妖怪ですよね。
 『元カレの猫を、預かりまして。』というタイトルに魅かれ
買ったみました。読んでみると、猫が関西弁でおっさんのように
話をするのは思いもしない展開です。
ヨミチという見た目は、ブサイクな猫ですが、正体は妖怪だと
思ってしまうくらい人間のことを良く知っています。
猫のヨミチは元人間で、何か悪いことをしたために
ブサイクな猫にされてしまったのではないかと、勘繰りました。

 路上ミュージシャンをしていた伊藤圭一をひもとして
世話をしていた柴田まさき。ある時、家を出て行った
ひも男から電話があり、住んでいる部屋前に猫を置いて
行きました、生き物を捨てるのは、反則だと思います。
しかも、その猫はブサクイで臭く、関西弁でおっさんのように話を
する妖怪のような猫。そんな猫を突然、押し付けられた
柴田まさきの運命が変わっていったのは、猫の怨念?
いや、猫の恩返しでしょうか。
猫のヨミチは、柴田まさきの愚痴を聞き、程良いアドバイスを
するのは、やはり猫には思えません。
やはり、猫になる前は人間だったと思わないと納得が
出来ません。

 社内恋愛、社内抗争などあり、関西弁でおっさんのように
話をするヨミチのストーリーは楽しめました。
柴田まさきよりも猫のヨミチのほうが主役ぽかったです。

お気に入り度:本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント
掲載日:
投票する
投票するには、ログインしてください。
波津雪希
波津雪希 さん本が好き!1級(書評数:1960 件)

本を読むのは、もっぱら移動時間。
移動時間が長い時ほど、読書量が増えます。

読んで楽しい:9票
参考になる:20票
あなたの感想は?
投票するには、ログインしてください。

この書評へのコメント

  1. No Image

    コメントするには、ログインしてください。

書評一覧を取得中。。。
  • あなた
  • この書籍の平均
  • この書評

※ログインすると、あなたとこの書評の位置関係がわかります。

『元カレの猫を、預かりまして。』のカテゴリ

フォローする

話題の書評
最新の献本
ページトップへ