風竜胆さん
レビュアー:
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鈴ヶ森は、江戸の名所のようです。
これも半七捕物帳に収められている話だ。タイトルからは、大妖怪がでるようなすごい話を連想してしまう。この話も語り手が、明治に入って、半七老人から思い出話を聞いている体裁となっている。
最初に半七老人の話として、こんな一節がある。
名所なのか。江戸見物に来たら、鈴ヶ森は外せないとか・・・。
さて事件の方だが、鈴ヶ森の縄手い悪い狐が出るという噂が立った。星の明るい夜のこと。巳之助と言う若い男が、若狭屋に勤めている、なじみの女郎・お糸に声をかけられた。お糸の顔がのっぺらぼうに見えた巳之助は、お糸の首を絞めたが、何者かにより昏倒させられてしまう。しかし、お糸は何事もなく若狭屋に勤めていた。これが、妖狐の事件だが、オチが明らかになると、「それ何やねん」と思う人もいるかもしれない。
そしてこの話に収められているのが、天狗の話。京の織物商人・逢坂屋伝兵衛一行が鈴ヶ森で天狗を目撃する。顔が赤く、鼻が高い大天狗だ。口から火を吐いていたという。果たして狐が化けたものか。
天狗が口から火を吐いていた。時代は幕末で黒船が沢山来ていたころ。天狗の居た場所には西洋葉巻の吸い殻が落ちていたとなると、もうそちらのネタは分かるだろう。
タイトルはものすごく期待を持たせるが、内容は、なあーんだという感じ。
最初に半七老人の話として、こんな一節がある。
江戸時代の鈴ヶ森は仕置場で、磔や獄門の名所です。
名所なのか。江戸見物に来たら、鈴ヶ森は外せないとか・・・。
さて事件の方だが、鈴ヶ森の縄手い悪い狐が出るという噂が立った。星の明るい夜のこと。巳之助と言う若い男が、若狭屋に勤めている、なじみの女郎・お糸に声をかけられた。お糸の顔がのっぺらぼうに見えた巳之助は、お糸の首を絞めたが、何者かにより昏倒させられてしまう。しかし、お糸は何事もなく若狭屋に勤めていた。これが、妖狐の事件だが、オチが明らかになると、「それ何やねん」と思う人もいるかもしれない。
そしてこの話に収められているのが、天狗の話。京の織物商人・逢坂屋伝兵衛一行が鈴ヶ森で天狗を目撃する。顔が赤く、鼻が高い大天狗だ。口から火を吐いていたという。果たして狐が化けたものか。
天狗が口から火を吐いていた。時代は幕末で黒船が沢山来ていたころ。天狗の居た場所には西洋葉巻の吸い殻が落ちていたとなると、もうそちらのネタは分かるだろう。
タイトルはものすごく期待を持たせるが、内容は、なあーんだという感じ。
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昨年は2月に腎盂炎、6月に全身発疹と散々な1年でした。幸いどちらも、現在は完治しておりますが、皆様も健康にはお気をつけください。
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- ISBN:B009IXFSDO
- 発売日:2012年09月28日
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