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マメゾー
レビュアー:
好きなものを好きだと言える世界へ
 主人公の女の子が虫を好きになったのは、2歳半のころ、チョウの温室へ連れて行ってもらった時。チョウが肩にとまって、ずっと離れなかったのだ。それからいろいろな虫に興味を持って、観察したり調べたりして、幼稚園では虫クラブを作った。友達と一緒にホタルを観察したり、テントウムシのほしの数を数えたり、楽しく過ごしていた。

 ところが1年生になったら、虫が好きだなんて変と言われて、仲間外れにされ、虫を封印することにした。見かねたお母さんが昆虫学者のグループにメールを出した。
 
どなたか うちの子の「虫ともだち」に なってくれませんか

 すると世界じゅうからメールがきた。

 この本を書いたのは、11歳のソフィア。虫が好きで、からかわれたこともあったけれど、世界じゅうから、虫が好きでも、少しも変ではないよとメッセージをもらい、この絵本を書いたという。ソフィアに寄り添うお母さんも素敵だ。チョウが放し飼いになっている昆虫館にいったことがあるが、チョウを間近で観察したり、チョウが肩に止まったりするとても魅力的な温室で、ソフィアの気持ちがよくわかった。女の子でも男の子でも、好きなものを、隠すことなく好きだと言える世の中になって欲しい。
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マメゾー
マメゾー さん本が好き!1級(書評数:118 件)

ミステリーやファンタジーが好きです。いろいろな本と出会いたいです。

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