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休蔵さん
休蔵
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大坂なおみが女子テニスの世界ランキングで1位まで登りつめた時のコーチが記した「心を強くする」50のルール。50はさすがに多いけれど、誰にでも実践可能なルールがいくつかはあるはず。必見です。
 本書はプロテニスプレイヤーである大坂なおみがグランドスラムの優勝と世界ランキング1位を獲得した際にコーチを務めたサーシャ・バインが著した、「心を強くする」50のルールを示したもの。
 50もあるルールを全て実行することは難しいし、いくつかkはなんとなく実行しているかなと思う項目はあった。
 でも、大半はまったくかすりもしなかった。
 そのなかでこんなこと考えもしなかったということもあったので、それを意識してみようと思う。
 それは、15「日頃の小さな決断で、あえて「面倒なほう」を選んでおく」だ。

 人間だれしも楽な方を選択しがちだし、無論、私もそうだ。
 著者はプレッシャーに晒されることが多いほど対処の方法が楽になり、緊張が薄らぐとする。
 つまり、日ごろの小さなストレスに自分の身を置くことで、ストレス自体に慣れさせ、重要な局面で与えられるであろう大きなストレスに翻弄されずにすむという理論だ。
 こんな手法、まったく考えたこともなかったので、取り入れる価値ありと判断した。

 ビジネスだろうが、学業だろうが、日々の生活だろうが、選択を繰り返す。
 意識しようがしまいが、1日の選択の数は多い。
 朝起きて目覚まし時計を止めることも選択の1つ。
 止めない選択もあるのだから。
 目覚ましはともかく、何かしらを選択するということを意識することから始めたい。
 そのなかで、“あえての選択”を心がけるようにしてみよう。
 自分に小さな負荷をかけることは、やがて大きな負荷に対処する気持ちを育むに違いない。
 小さな試みかもしれないが、それは重要な成果に結びつく気がした。

 本書には50のルールが掲載されている。
 これだけ掲載されていると、誰しも気にかかる項目があるに違いない。
 どの項目が気にかかるかは人それぞれだし、1つの項目に限定しない人もいるだろう。
 なかには50全てを実践に移せる人もいるかもしれない。
 いずれにせよ、多くの人にとって参考になる項目があるはずだ。
 一読をお薦めしたい。
 
 
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休蔵
休蔵 さん本が好き!1級(書評数:446 件)

 ここに参加するようになって、読書の幅が広がったように思います。
 それでも、まだ偏り気味。
 いろんな人の書評を参考に、もっと幅広い読書を楽しみたい! 

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