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波津雪希
レビュアー:
無実を晴らすために探偵のようなことをしている女性の話です。
 ストーカー行為を行っているとSNSや口コミで
拡散された牟田幸司は学生生活も、ままならない状態に
陥りました。事の発端は、鈴木亜梨朱の親友の北川由美に
よる誤解でした。冤罪は謝罪だけでは済まされません。
相手が受けた不利益を賠償金に換えて支払いを要求
されることもあります。

 事件は法テラスが関わるのではなく、牟田幸司の
アルバイト先の店長である祁答院依子の紹介により
冤罪の専門家、遠藤紗雪を紹介される。
この出会いが牟田幸司や遠藤紗雪だけでなく、周りの
人たちの運命を変える結果になろうとは、この時点では
思いもよりませんでした。

 遠藤紗雪の活躍により牟田幸司のストーカー行為の
冤罪は解決し、北川由美と鈴木亜梨朱をターゲットにした
詐欺事件も警察へ報告され、世間を騒がしていた詐欺事件の
首謀者は逮捕されます。ここまでのストーリーの流れは
予想できますが、この後、遠藤紗雪の父親の冤罪事件の
解決や、遠藤紗雪の父親の冤罪事件の被害者だとされていた
娘の環美兎の親族を巡る事件まで発展するとは
想像もできない展開でした。弁護士や探偵、警察官が
メインでない事件物の小説は読んでいて新鮮な気分に
なれました。

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波津雪希
波津雪希 さん本が好き!1級(書評数:1947 件)

本を読むのは、もっぱら移動時間。
移動時間が長い時ほど、読書量が増えます。

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