サイレントシンガー

リリカの声を聞いてみたい
佐野史郎+ハダタカヒトによる、得体の知れない恐ろしい何か。
まどが かたかた なっている家に暮らす少年が主人公で、
にゅーすで かざんが ふんかしたという一文からは自然災害を恐怖の対象にしているようにも見えるが、それ以上に少年の周囲は何かがおかしい。それは
ふんかがもたらしたものなのか、それより前からそうだったのかは分からないが、
ふんか以上に異様で、それゆえに得体の知れない恐さがある。






リリカの声を聞いてみたい

鮫島は相変わらず健在、と言いたいところだが、 歳をとって、生真面目さが目立ってきた気がする。 いや、時代の方が変わっただけで、鮫島は何も変わっていないのかも。

「わかりやすさ」と心理学

「今、ここでそういう時代(戦争時代)がもしきて、言論弾圧や思想統制があっても、ぼくは描くね、手鎖はめられても足で描くよ!描くだけでなしに見せますね!」(本書解説で紹介されている手塚治虫の言葉)

著者坪倉さんは、18歳の時、交通事故で完全記憶喪失となる。これは、想像を絶する世界。あれは「そら」、これは「やま」と、言葉を獲得せねばならなくなったから。
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