DBさん
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エジプト旅行におすすめの本
年始早々にエジプト旅行してきました。
旅行前に読んだエジプトの本はいまいちでしたが、帰ってきて図書館で見つけた本著はとてもよかった。
もちろん行った後だからわかるという部分もあるのかもしれません。
本著はアラビア語学科の教授が、一緒にエジプトを旅行しようツアーに参加した八十人ほどの学生たちと巡ったエジプトから見えてきたものを書いています。
なので著者の何度ものアラブの国々の滞在から得た知識や経験と、エジプトを初めて訪れた学生たちの素直な感想が両方書かれているのがいい。
だけど最初はチカンの話から始まります。
著者は男性だけに、この手の話はさすがに経験がなかったようで男女が別のアラブの風習がと言葉を濁すばかり。
そして出国前の事前準備の話に移ります。
2月に旅行したそうですが、冬と夏が同居していて寒かったり暑かったりするということだった。
だがわたしが行ったときは日が照っていても風が冷たくて、初秋から初冬くらいの気温といったところだろうか。
昼の20℃超えも風が冷たいので寒かった。
本著は1997年に上梓されているので、旅行したのは1996年くらいだろうか。
そのころでもボールペンが人気だったようですが、今でも人気は続いているようです。
だけど糒のは色ボールペンみたいで単色だといらないと言われる。
御一行様はまずピラミッド観光に赴きます。
落石でけがをした学生もいれば、盲目ながらツアーに参加して特別な体験をした学生もいたようで。
ラクダと物売りは今でも変わらず頑張っていましたが、物売りをひるませた「ムシュ エーブ?」という単語だけでも覚えていけばよかった。
エジプトの食事によく出るライスについても書かれていました。
エジプト米は日本から渡ったジャポニカ米なので、日本のと変わらないそうです。
だがパスタやレンズ豆を混ぜてソースをかけて食べる感覚は初めて。
エジプト人は日本のお米を炊いたものを味がなくて呑み込めないと言っていたそうなので、ここはお互い様なのかも。
他にもバクシーシュの話やアザーンをはじめとする生活に根付いたイスラム教の話、トルココーヒーの話にシーシャの話といろいろ出てくる。
ピラミッドからエジプト博物館、ルクソールの神殿に王家の谷、アブシンベルと行った場所の風景が浮かんできて、読んでいて楽しかった。
表紙の青いカバは博物館に飾ってあって印象深かったので覚えている。
本著で地中海を望むアレキサンドリアについても書かれていたが、そこまで足は延ばせなかったのでまたいつか訪れたいと思う。
旅行前に読んだエジプトの本はいまいちでしたが、帰ってきて図書館で見つけた本著はとてもよかった。
もちろん行った後だからわかるという部分もあるのかもしれません。
本著はアラビア語学科の教授が、一緒にエジプトを旅行しようツアーに参加した八十人ほどの学生たちと巡ったエジプトから見えてきたものを書いています。
なので著者の何度ものアラブの国々の滞在から得た知識や経験と、エジプトを初めて訪れた学生たちの素直な感想が両方書かれているのがいい。
だけど最初はチカンの話から始まります。
著者は男性だけに、この手の話はさすがに経験がなかったようで男女が別のアラブの風習がと言葉を濁すばかり。
そして出国前の事前準備の話に移ります。
2月に旅行したそうですが、冬と夏が同居していて寒かったり暑かったりするということだった。
だがわたしが行ったときは日が照っていても風が冷たくて、初秋から初冬くらいの気温といったところだろうか。
昼の20℃超えも風が冷たいので寒かった。
本著は1997年に上梓されているので、旅行したのは1996年くらいだろうか。
そのころでもボールペンが人気だったようですが、今でも人気は続いているようです。
だけど糒のは色ボールペンみたいで単色だといらないと言われる。
御一行様はまずピラミッド観光に赴きます。
落石でけがをした学生もいれば、盲目ながらツアーに参加して特別な体験をした学生もいたようで。
ラクダと物売りは今でも変わらず頑張っていましたが、物売りをひるませた「ムシュ エーブ?」という単語だけでも覚えていけばよかった。
エジプトの食事によく出るライスについても書かれていました。
エジプト米は日本から渡ったジャポニカ米なので、日本のと変わらないそうです。
だがパスタやレンズ豆を混ぜてソースをかけて食べる感覚は初めて。
エジプト人は日本のお米を炊いたものを味がなくて呑み込めないと言っていたそうなので、ここはお互い様なのかも。
他にもバクシーシュの話やアザーンをはじめとする生活に根付いたイスラム教の話、トルココーヒーの話にシーシャの話といろいろ出てくる。
ピラミッドからエジプト博物館、ルクソールの神殿に王家の谷、アブシンベルと行った場所の風景が浮かんできて、読んでいて楽しかった。
表紙の青いカバは博物館に飾ってあって印象深かったので覚えている。
本著で地中海を望むアレキサンドリアについても書かれていたが、そこまで足は延ばせなかったのでまたいつか訪れたいと思う。
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好きなジャンルは歴史、幻想、SF、科学です。あまり読まないのは恋愛物と流行り物。興味がないのはハウツー本と経済書。読んだ本を自分の好みというフィルターにかけて紹介していきますので、どうぞよろしくお願いします。
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- 出版社:文藝春秋
- ページ数:299
- ISBN:9784163525006
- 発売日:1997年01月01日
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