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yukoさん
yuko
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カーソン・ライダー・シリーズ第三弾。あれ?今回はお兄ちゃん、出てこないんだ・・・ そして毎回恋人が変わっていくんだなぁ・・・ やるな、イケメンのカーソン刑事!
シリーズ三作目、今作は金と権力を欲しいままにする腐敗した上流階級の嫌われ者の一族の「血族」の物語です。


カーソンとハリーがどしゃぶりの夜、死体発見という警察無線の声を聞き、近くにいたため現場に向かいます。

しかし別の刑事チームが、自分たちの方が近くにいるから、これは俺たちの事件だ!と言い張り、ハリーは相変わらずの乱暴な運転で、言い張ったローガンとシャトルズ刑事たちに負けまいと暴走。

ハリーとローガンには因縁があり、事件をとりあったのですが、
マツダの運転席にあった死体のあまりの凄惨さに、ローガンはハリーにこの事件はやるよと言い捨てます。

ローガンの相棒のシャトルズに謝られ、同情するハリー。


車の中の死体は、腸がはみ出て、車内に血と排泄物の臭いが充満していました。

鼻は折れ、指も三本折られて、下唇は裂け、たくさんの傷が腹を横切っていた女性。
それはカーソンの恋人、ダニーの知り合いの記者でした。


目撃者は、毛むくじゃらの、猿人類のような男がその車から飛び降りてきたというのですが・・・


そしてカーソンの恋人のダニーは取材記者からTVキャスターに昇進。
TV局のパーティに一緒に来るようにカーソンにタキシードを借りさせたダニー。
そのパーティ会場で、カーソンはキンキャノン一族を目にします。


パーティが終わり、ダニーの家に帰ったカーソン。
留守電のランプが光っており、メッセージを聞いて、とダニーに言われて聞いてみると、
留守電に入っていたのは、キンキャノン一族のバック・キンキャノンからダニーへの愛のメッセージだったのです・・・



物語はカーソンとハリーが事件を追う部分と、
謎の男、ルーカスの独白とで進んでいきます。

今回はとにかくカーソンとハリーが絶体絶命の危機に陥り・・・
サイコサスペンスよりも今回はアクションの部分が大きかったような。


このシリーズは毎回映像がものすごく鮮明に頭の中に浮かぶので、
本当にドラマなり映画なり、映像化してほしいなぁといつも切に願っているのですが、
今作は特にアクションの部分が多かったので、後半の息もつかせぬカーソンとハリーの絶体絶命のシーンなんて、すごいいいだろうなぁと妄想妄想・・・


今回は、
精神医学施設に収容されておりカーソンの兄、
父親と五人の母親候補の女性を惨殺し、事件の謎解きに一作目、二作目は力を貸してくれたジェレミーが出てきません。


ジェレミーが五人の母親候補を惨殺したのはカーソンのためで、
切り捨てたくてもカーソンにとってはジェレミーはたった一人の兄で、
この先も兄弟の関係はなんらかの進展があるのだろうなぁ・・・という雰囲気は感じられますね。


しかし!
一作目で病理学者と恋仲になり、
二作目で取材記者でキャスターであるダニーと恋仲になったカーソン。
今回はダニーとの仲に暗雲が立ち込め・・・

次の恋の相手は・・・


えーっ?!
いいのか?いいのかしら、この二人・・・


仕事関係の人との恋愛は、別れた後がややこしいわよ、カーソン!!!

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yuko
yuko さん本が好き!1級(書評数:303 件)

仕事のことで鬱状態が続いており全く本が読めなかったのですが、ぼちぼち読めるようになってきました!

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