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薄荷さん
薄荷
レビュアー:
本書は「普通のエッセイ」じゃなく、大泉洋(俳優・・・?)が結構好きな人限定の「読むバラエティ番組」です。
だから大泉氏に興味がない人には、多分お楽しみいただけないと思います。
というのも、私自身が普通のエッセイ本を読むスタンスで数ページ進み、無理だー!!と本を置く羽目になりまして。
でも「水曜どうでしょう」を楽しく観た私が、本書を楽しめないのは納得がいかない。普通に読むのがダメなら・・・召喚魔法だ!
新たな読書手法として現代魔法=ネット動画を検索し、脳内に大泉洋氏を召喚!
以降、目で入ってくる文字は全て「脳内大泉洋氏が大きな身振り手振り+あの特徴的な抑揚をつけて語ってくれるモード」になり、ようやく楽しめました。

ちなみに「水曜どうでしょう」とは、1996年からスタートした北海道TVの深夜バラエティ番組でした。どローカル番組でありながら全く地域に根差さない内容かつ、「低予算」「低姿勢」「低カロリー」の「3低」をモットーとした斬新な方針ゆえに(?)大人気となり、再放送が全国47都道府県すべてで放送されたという謎の番組です。
古いスタートであっても、現在でも特番的に続いているのでご存じの方も多いのでは?
あの訳が分からないけど面白かった理由、謎の風景映像の真実、旅先での出会いと別れ、そしてレギュラー番組を止めざるを得なかった訳・・・この番組に23歳現役大学生でデビューした大泉洋氏が、40歳になって振り返って語る裏事情を知った時、視聴者は膝を打つこと間違いなし!

その他にも、仲のいい家族にほろりとし、所属する演劇ユニットTEAM NACSに大人になっても「愉快な中学生」を垣間見つつ、「超絶雨男」体質で映画関係者に多大な迷惑をかけ、楽しみに出かけて行った飲食店のことごとくに入れない(=定休日&貸し切りという普通の理由の他、料理売り切れ・スパイスの調達のため臨時休業・店主が修行に出た・店があった場所が更地・・・)という、色々てんこ盛りなエッセイです。

と、いうわけで本書は、大泉洋という人が好きな方、「水曜どうでしょう」という番組を楽しんでいる方限定のお勧めとなります。
読まれる方は、できればこの際に召喚魔法を習得してください。召喚魔人・大泉洋の活躍で、楽しさ倍増です(笑)。
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薄荷
薄荷 さん本が好き!1級(書評数:512 件)

スマホを初めて買いました!その日に飛蚊症になりました(*´Д`)ついでにUSBメモリーが壊れて書きかけレビューが10個消えました・・・(T_T)

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この書評へのコメント

  1. 薄荷2024-09-04 10:25

    本書は、祐太郎さん主催のコミュニティ企画
    「カドイカさんとひらけば夏休みフェア2024に挑戦!」
    https://www.honzuki.jp/bookclub/theme/no443/index.html?latest=20
    参加レビューです。

    実は読むのが結構大変でした…(笑)

  2. No Image

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