かもめ通信さん
レビュアー:
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コージー好きのあなたはもちろん、ロウジンスキーのあなたにも、ジェンダー問題にこだわりのあるあなたにもお薦めできるこの1冊!ただし必ず前作『ワニの町へ来たスパイ』から順番に読んでね!
CIA秘密工作員の若き女性フォーチュンは
潜入先の中東某国でトラブルを起こしたが為に命を狙われ、
潜伏を余儀なくされて、赤の他人になりすまし
ルイジアナの田舎町シンフルへ。
「亡き大叔母」の友人たちに温かく出迎えられ
ガラにもなく静かで穏やかな日々を送る予定が
ついたそうそう人骨を発見し……という『ワニの町へ来たスパイ』に続く
#ワニ町 シリーズ第2弾!
前作で大人しく潜伏するはずが
とびきり派手に田舎暮らしデビューをしてしまったフォーチュンは
今度こそ計画どおり静かに暮らそうと決意するものの、
その決意があっさりくじかれるのはお約束。
だがしかし、そのテンポときたらなんともはや
次の騒動は前作の翌日から始まったというのだから!
なんでもハリウッドに行った元ミスコン女王パンジーが
シンフルの町に戻ってきたというのだ。
とはいえそれがフォーチュンとなんの関わりがあるというのか?と思うでしょう。
ところがねえ。
フォーチュンがなりすましている女性ときたら
元ミスコン女王の図書館司書だったりするのだ。
幼い頃からその素行の悪さを知らない人は町にはいないという
札つきのお騒がせ女パンジーがそんなフォーチュンを放っておくはずもなく
結局、フォーチュンは彼女と派手に衝突してしまう。
その晩、パンジーが殺され、
派手な喧嘩とよそ者であることを理由に
犯人扱いされたフォーチュンは
亡き大叔母の大親友であるあのおばあちゃんコンビとともに
真犯人捜しに乗り出したからさあ大変!
事態はますます混乱し、町をあげての大騒ぎに発展していくのだった…。
はっきり言ってこのテのシリーズものは、
その命運が2作目にかかっていると言って良い。
1作目は目新しさで読み切れたとしても、
続けて手に取った読者を飽きさせることなく、
期待通り、いやそれ以上にパワーアップした面白さがないと、
次も、その次もとなかなか手が伸びていかないものだ。
その点、このシリーズはもう安心だ。
前作以上に面白く、最初から最後までニヤニヤが止まらないだけでなく
いますぐに3作目が翻訳されてもさっと手を伸ばしてしまうにちがいない。
だってほら、少しずつ近づいてきたあの二人の関係も気になるし
一時もじっとしていないおばあちゃんたちからも目が離せない。
もちろんシリーズは安泰でも、
ちいさな田舎町シンフルに平穏な日々が訪れることは
当分なさそうな気がするけれど……ね。
潜入先の中東某国でトラブルを起こしたが為に命を狙われ、
潜伏を余儀なくされて、赤の他人になりすまし
ルイジアナの田舎町シンフルへ。
「亡き大叔母」の友人たちに温かく出迎えられ
ガラにもなく静かで穏やかな日々を送る予定が
ついたそうそう人骨を発見し……という『ワニの町へ来たスパイ』に続く
#ワニ町 シリーズ第2弾!
前作で大人しく潜伏するはずが
とびきり派手に田舎暮らしデビューをしてしまったフォーチュンは
今度こそ計画どおり静かに暮らそうと決意するものの、
その決意があっさりくじかれるのはお約束。
だがしかし、そのテンポときたらなんともはや
次の騒動は前作の翌日から始まったというのだから!
なんでもハリウッドに行った元ミスコン女王パンジーが
シンフルの町に戻ってきたというのだ。
とはいえそれがフォーチュンとなんの関わりがあるというのか?と思うでしょう。
ところがねえ。
フォーチュンがなりすましている女性ときたら
元ミスコン女王の図書館司書だったりするのだ。
幼い頃からその素行の悪さを知らない人は町にはいないという
札つきのお騒がせ女パンジーがそんなフォーチュンを放っておくはずもなく
結局、フォーチュンは彼女と派手に衝突してしまう。
その晩、パンジーが殺され、
派手な喧嘩とよそ者であることを理由に
犯人扱いされたフォーチュンは
亡き大叔母の大親友であるあのおばあちゃんコンビとともに
真犯人捜しに乗り出したからさあ大変!
事態はますます混乱し、町をあげての大騒ぎに発展していくのだった…。
はっきり言ってこのテのシリーズものは、
その命運が2作目にかかっていると言って良い。
1作目は目新しさで読み切れたとしても、
続けて手に取った読者を飽きさせることなく、
期待通り、いやそれ以上にパワーアップした面白さがないと、
次も、その次もとなかなか手が伸びていかないものだ。
その点、このシリーズはもう安心だ。
前作以上に面白く、最初から最後までニヤニヤが止まらないだけでなく
いますぐに3作目が翻訳されてもさっと手を伸ばしてしまうにちがいない。
だってほら、少しずつ近づいてきたあの二人の関係も気になるし
一時もじっとしていないおばあちゃんたちからも目が離せない。
もちろんシリーズは安泰でも、
ちいさな田舎町シンフルに平穏な日々が訪れることは
当分なさそうな気がするけれど……ね。
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本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。
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- 出版社:東京創元社
- ページ数:325
- ISBN:9784488196059
- 発売日:2018年09月20日
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