darklyさん
レビュアー:
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猫好きというか、猫と人生を共にしてきた人にはとても共感できると思います。
このサイトの書評を見て、なんとなく気になっていたこの本をようやく読みました。私の実家には私が子供の頃から常に猫がいました。そのすべてが飼えなくなった人から譲り受けたものや、野良が居ついてしまったもの、その子供たちです。ちなみに私のプロフィールの画像も現在住んでいる野良二世です。
一般的には子猫の方が可愛いかもしれませんが、私はつしまのような太々しい大人の猫の方が好きです。人間と同じで子供は容赦も情緒もありません。多分この本の作者も同じ好みかもしれません。
自分の好きなことだけをしているように見えて、しょうがねぇな付き合ってやるかという感じで人間に反応する猫たち。それぞれ性格はかなり違うけれどもこの本の猫たちの性格や振る舞いはほとんど私の家にいた猫たちと同じでとても共感できます。所謂、オトナ猫あるあるですね。
色々あるエピソードの中から特に共感した(笑った)ものやうちの猫にあったことを列挙します。
・人生(猫生)経験を経て物に動じなくなった猫でも、こちらが遊びたくて猫じゃらしなどを動かすと、少しだけだぞという感じで付き合う。
・気の弱い猫は内弁慶。私の腕を前足で抱えて後ろ足で猫キックと家の中では勇ましいが、外で他の猫に遭遇すると向こうの威嚇に対して声を震わせて弱弱しく鳴くだけ。
・さんざん自分のご飯は食べたくせに、こちらが食べようとすると腕に爪を立てて引き寄せ食べようとする。私まだご飯もらってませんけど、という感じで。
・何か悪さをして叱られた時に、多分お詫びの品なんでしょうが、朝枕元にネズミの死骸が置いてあったりしたことがある。偶然かもしれませんが。
・老猫のズン姐さんは、掃除機で毛を吸い取られるのが好きだが、うちのはどれも軒並み掃除機大嫌いで音がすると飛び逃げる。
・これはこの本にはないが、私が弟と将棋をしていると必ずその上を通ろうとする。あるいはそこに寝そべろうとする。未だにこの行動は謎です。私は弟が自分が不利になったらぐちゃぐちゃにしてくれと依頼してるのではないかと疑ってます。
・ズン姐さんは飼い主に抱かれたまま旅立っていきましたが、うちのは亡くなる直前、這うようにしてトイレに行こうとして行けず、腕に抱かれたまま息を引き取った瞬間に失禁しました。最後まで迷惑をかけずに逝こうとしたのだと思います。書きながら涙が。
その他にも本当にこの本は猫の特徴を掴んでいますし、猫を飼っている期間が長い人は共感できても、かなりマニアックで、少し猫好きぐらいの人が読んでもピンとこない可能性が高いと思われます。
私はあの世があるとは思っていませんが、もしあって飼っていた猫たちとコミュニケーションができるなら、それは最高だなあ。
一般的には子猫の方が可愛いかもしれませんが、私はつしまのような太々しい大人の猫の方が好きです。人間と同じで子供は容赦も情緒もありません。多分この本の作者も同じ好みかもしれません。
自分の好きなことだけをしているように見えて、しょうがねぇな付き合ってやるかという感じで人間に反応する猫たち。それぞれ性格はかなり違うけれどもこの本の猫たちの性格や振る舞いはほとんど私の家にいた猫たちと同じでとても共感できます。所謂、オトナ猫あるあるですね。
色々あるエピソードの中から特に共感した(笑った)ものやうちの猫にあったことを列挙します。
・人生(猫生)経験を経て物に動じなくなった猫でも、こちらが遊びたくて猫じゃらしなどを動かすと、少しだけだぞという感じで付き合う。
・気の弱い猫は内弁慶。私の腕を前足で抱えて後ろ足で猫キックと家の中では勇ましいが、外で他の猫に遭遇すると向こうの威嚇に対して声を震わせて弱弱しく鳴くだけ。
・さんざん自分のご飯は食べたくせに、こちらが食べようとすると腕に爪を立てて引き寄せ食べようとする。私まだご飯もらってませんけど、という感じで。
・何か悪さをして叱られた時に、多分お詫びの品なんでしょうが、朝枕元にネズミの死骸が置いてあったりしたことがある。偶然かもしれませんが。
・老猫のズン姐さんは、掃除機で毛を吸い取られるのが好きだが、うちのはどれも軒並み掃除機大嫌いで音がすると飛び逃げる。
・これはこの本にはないが、私が弟と将棋をしていると必ずその上を通ろうとする。あるいはそこに寝そべろうとする。未だにこの行動は謎です。私は弟が自分が不利になったらぐちゃぐちゃにしてくれと依頼してるのではないかと疑ってます。
・ズン姐さんは飼い主に抱かれたまま旅立っていきましたが、うちのは亡くなる直前、這うようにしてトイレに行こうとして行けず、腕に抱かれたまま息を引き取った瞬間に失禁しました。最後まで迷惑をかけずに逝こうとしたのだと思います。書きながら涙が。
その他にも本当にこの本は猫の特徴を掴んでいますし、猫を飼っている期間が長い人は共感できても、かなりマニアックで、少し猫好きぐらいの人が読んでもピンとこない可能性が高いと思われます。
私はあの世があるとは思っていませんが、もしあって飼っていた猫たちとコミュニケーションができるなら、それは最高だなあ。
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昔からずっと本は読み続けてます。フィクション・ノンフィクション問わず、あまりこだわりなく読んでます。フィクションはSF・ホラー・ファンタジーが比較的多いです。あと科学・数学・思想的な本を好みます。
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- 出版社:小学館
- ページ数:176
- ISBN:9784093886178
- 発売日:2018年04月26日
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