かもめ通信さん
レビュアー:
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おやおやこれは!三島屋の百物語に大きな変化が!第一期堂々完結?!
江戸の洒落者たちに人気の袋物屋神田の三島屋には、なかなか姿を現さないが美しいと評判の看板娘がいる。
店主の姪だというこの娘、名前をおちかという。
このお嬢さんの評判は器量よしというだけではない。
辛い過去を背負ったこの娘、三島屋の“黒白の間”に一度に一人の語り手を招き入れて“聞いて聞き捨て、語って語り捨て”と、不思議な物語や恐ろしげな物語を集めているのだ。
そんなこんなで、三島屋変調百物語も5冊目。
今回もまたたいそう分厚く570ページ越えの長丁場。
塩断ち怖い!怖すぎる!!塩断ちをきっかけに、“行き逢い神”を呼び込んでしまった家が、次々と不幸に見舞われる。(「開けずの間」)
亡者を起こす力をもった“もんも声”に生まれついた娘が見たさる大名家の秘密とは。(「だんまり姫」)
世の中には不思議な仕事があるもので、少々問題のある少女がついた仕事はお面の監視役だった?!「(面の家」)
大金で写本を請け負った男の運命は?!(「あやかし草紙」)
三島屋の息子たちの幼い頃の思い出話が行き着く先は?!(「金目の猫」)
収められている5つの物語は、ゾクゾクしたり、うるうるしたり、ほっこりしたり、あいかわらず1作1作、違った味が楽しめるなかなかの読み応え。
長さの割にはつるつると読めてしまう読みやすさも、怪談話にもかかわらず後味が悪くないのもお約束だ。
だがしかしこのおちかさん、ただ怪談を“聞いて聞き捨て”てきたわけではない。
語り手や語られる物語を通じて人の心に寄り添いながら、自分自身を見つめ直してきた彼女は、ついに一大決心をする!
シリーズ第一期、堂々の完結篇!
次回からは三島屋の百物語もかなり違った趣向になっていくに違いない……といいつつも、この調子でいったなら百物語が出そろうまでにあと何年かかるのか?!
第二期の展開も、そのまた先も気になるが、先に読み手の寿命が尽きそうな気がしないでもない。
店主の姪だというこの娘、名前をおちかという。
このお嬢さんの評判は器量よしというだけではない。
辛い過去を背負ったこの娘、三島屋の“黒白の間”に一度に一人の語り手を招き入れて“聞いて聞き捨て、語って語り捨て”と、不思議な物語や恐ろしげな物語を集めているのだ。
そんなこんなで、三島屋変調百物語も5冊目。
今回もまたたいそう分厚く570ページ越えの長丁場。
塩断ち怖い!怖すぎる!!塩断ちをきっかけに、“行き逢い神”を呼び込んでしまった家が、次々と不幸に見舞われる。(「開けずの間」)
亡者を起こす力をもった“もんも声”に生まれついた娘が見たさる大名家の秘密とは。(「だんまり姫」)
世の中には不思議な仕事があるもので、少々問題のある少女がついた仕事はお面の監視役だった?!「(面の家」)
大金で写本を請け負った男の運命は?!(「あやかし草紙」)
三島屋の息子たちの幼い頃の思い出話が行き着く先は?!(「金目の猫」)
収められている5つの物語は、ゾクゾクしたり、うるうるしたり、ほっこりしたり、あいかわらず1作1作、違った味が楽しめるなかなかの読み応え。
長さの割にはつるつると読めてしまう読みやすさも、怪談話にもかかわらず後味が悪くないのもお約束だ。
だがしかしこのおちかさん、ただ怪談を“聞いて聞き捨て”てきたわけではない。
語り手や語られる物語を通じて人の心に寄り添いながら、自分自身を見つめ直してきた彼女は、ついに一大決心をする!
シリーズ第一期、堂々の完結篇!
次回からは三島屋の百物語もかなり違った趣向になっていくに違いない……といいつつも、この調子でいったなら百物語が出そろうまでにあと何年かかるのか?!
第二期の展開も、そのまた先も気になるが、先に読み手の寿命が尽きそうな気がしないでもない。
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本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。
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- 出版社:KADOKAWA
- ページ数:576
- ISBN:9784041067925
- 発売日:2018年04月27日
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