波津雪希さん
レビュアー:
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ホンダが誇る名車、スーパーカブをテーマにした小説です。
父親が事故で亡くなり、母親と一緒に住んでいたが母親は
失踪。高校生の小熊の親戚は誰一人いなく、孤児状態になり
して人生のピンチを迎える。
ここで養護施設に入居ではなく、奨学金により高校生として
生活できたのは、小熊が相談した教師や地方自治体の
対応のお陰でしょう。そんな女子高生と日本が誇る名車(バイク)
スーパーカブと物語です。
きつい坂道を自転車で登るのが辛くて、中古バイク店で
購入したスーパーカブ。なんと1万円。
しかも、新品のように綺麗な車体。
走行距離は五百km。
なんで、そんなに安いかというと、そのスーパーカブは
3人も人を殺していると言う曰くつきでした。
しかし、中古バイク店の店主は、事実を隠さずに
告げて、値段も安くするのは小熊の生活を知っていたから
なのでしょう。新車で二十万円以上するものを曰くつきだからと
云って1万円で売るのは、信じられません。
これは山梨県北杜市の人たちの優しさでしょうか。
山梨県の風景の中、走るスーパーカブ。
本書の最後には、箱根の峠を越えて鎌倉まで行ってしまう
大胆さを身に着けた小熊のストーリーは、まだ続きます。
さて、次巻はどんな事が起こるのか楽しみです。
失踪。高校生の小熊の親戚は誰一人いなく、孤児状態になり
して人生のピンチを迎える。
ここで養護施設に入居ではなく、奨学金により高校生として
生活できたのは、小熊が相談した教師や地方自治体の
対応のお陰でしょう。そんな女子高生と日本が誇る名車(バイク)
スーパーカブと物語です。
きつい坂道を自転車で登るのが辛くて、中古バイク店で
購入したスーパーカブ。なんと1万円。
しかも、新品のように綺麗な車体。
走行距離は五百km。
なんで、そんなに安いかというと、そのスーパーカブは
3人も人を殺していると言う曰くつきでした。
しかし、中古バイク店の店主は、事実を隠さずに
告げて、値段も安くするのは小熊の生活を知っていたから
なのでしょう。新車で二十万円以上するものを曰くつきだからと
云って1万円で売るのは、信じられません。
これは山梨県北杜市の人たちの優しさでしょうか。
山梨県の風景の中、走るスーパーカブ。
本書の最後には、箱根の峠を越えて鎌倉まで行ってしまう
大胆さを身に着けた小熊のストーリーは、まだ続きます。
さて、次巻はどんな事が起こるのか楽しみです。
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- 出版社:KADOKAWA
- ページ数:292
- ISBN:9784041056639
- 発売日:2017年05月01日
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