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さん
茜
レビュアー:
"The Hate U Give Little Infants Fucks Everybodys"(子どもに植えつけた憎しみが社会に牙をむく)
ギャングがはびこる町に暮らす女子高生、スター。ある晩、幼なじみのカリルが白人警官によって射殺されてしまう。目の前で起こったこの事件は、事実と異なって報道されていく。事件によって徐々に変わりゆく周囲と、スター自身の心。スターは覚悟を決めて立ち上がる。カリルの声となるために。


現代でも根深く残る黒人差別に一石を投じる作品だと思います。

黒人ではないですが日本人である私ももしかすると海外に行くとこのような差別にあってしまうのかなと少し不安になりました。

もし私がアメリカで警察に停められてもきっと撃ち殺されてしまうか逮捕されるんじゃないかと。

「いいか、スター。とにかく連中に言われたとおりにするんだ。手は見えるところに出しておけ。いきなり動いたりするんじゃないぞ。むこうから話しかけられないかぎり、口は開くな。」


こんな事は日本じゃ教わらないし警察もいきなり発砲なんて有り得ない。

そして、もしもスターの立場になったとしたら私は声を上げる事が出来ただろうかと考えさせられました。

周囲の目を気にしたり、家族が犠牲になったりしたらとか自分がニュースで取り上げられたりする事に対して自分だったらと考えるととてもではないけれど精神的に参ってしまうんじゃないかと思いました。

読み終えていつか差別が無くなる世界を望む気持ちが強くなりました。
    • ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ
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茜
 さん本が好き!1級(書評数:419 件)

天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。

初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな

読む本は表紙or題名or興味が沸いた本を選んでいますのでジャンルは雑多です。

暇な時はネット徘徊or読書orゲームしてます。

トライポフォビア^^;

豆腐メンタルです。。。

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