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ぷるーと
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地上でも宇宙でも、猫はやっぱり猫。
『猫は宇宙で丸くなる』は、猫が登場するSFのアンソロジーで、地上編が5編、宇宙編が5編の10編が収められている。

地上編の中で、「パフ」や「ヘリックス・ザ・キャット」は、ホラーっぽいオチのSF。「化身」は北欧神話をもとにしたファンタジーだが、神話を知らなくても楽しく読める。

宇宙編の最初は、「宇宙に猫パンチ」。宇宙船には、海を行く船のように守り神として猫を搭乗させる。その猫の活躍とは・・・。

全体的に、描かれている猫はあまりいい感じのイメージではない。もともと「化け猫」など、ホラーっぽい、人間に仇をなす、といったよくないイメージが多い猫だが、猫のアンソロジーでここまで感じの悪い猫が多いと、猫好きじゃなくても、ちょっと辟易してしまう。本当は、もうちょっとかわいい猫ちゃんを期待していたんだけどなあ。

ただこのアンソロジーのために初めて邦訳された作品もいくつかあるので、そういった点ではありがたい短編集ではある。
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ぷるーと
ぷるーと さん本が好き!1級(書評数:2930 件)

 ホラー以外は、何でも読みます。みなさんの書評を読むのも楽しみです。
 よろしくお願いします。
 

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