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波津雪希
レビュアー:
題名に『マツリカ』と付いているのに、あまり登場しないマツリカさん。 もしや、今作こそ『マツリカ』さんの秘密が明らかになるの?
 『マトリョシカ』とは、ロシアの工芸品で、中にいくつもの

人形が入っているもの。その『マトリョシカ』を『マツリカシリーズ』の

題名に付けるのは、何の意味があるのか。

本書を一度だけ読んでも、分かりませんでした。

『マツリカ』さんのとの相性は、良さそうだけど

魔法の響きをもつ言葉だから採用されたのでしょうか。



 今回、哀れな柴犬こと柴山祐希がマツリカさんから

指令を受けたのは、女子テニス部の部室の天井にある

『顔の染み女』を定期的に写真におさめること。

なんだか、マツリカさんらしいドSなミッションですね。

ただでさえ女子テニス部の部室の側をうろついていただけで

変態扱いされるというのに、部室の天井にある『顔の染み女』を

定期的に写真を撮れというのだから、恐ろしい。

しかし、このミッションで哀れな柴犬は、女子テニス部の

醜い女の争いを浮き彫りにするとは、この時点では

思いもしなかったでしょう。

本筋ではない『顔の染み女』の真相は、明らかになりませんが

『顔の染み女』よりも、ミステリーな密室事件を2つも

体験した上に危うく犯人にされそうになった

哀れな柴犬を学校にやってきて、助ける廃墟の魔女は

今までの話よりもマツリカサンをより神秘的に

演出できたと思います。


 いつも怪しいエロティックなマツリカサンを見た

美女のJKが息を飲む姿が、思い浮かぶのは

マツリカさんが魔女だからなのでしょうか?

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波津雪希
波津雪希 さん本が好き!1級(書評数:1928 件)

本を読むのは、もっぱら移動時間。
移動時間が長い時ほど、読書量が増えます。

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