かもめ通信さん
レビュアー:
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プラハを拠点に絵本や児童書のさし絵などを手がける出久根育さんのエッセイ集。書籍化にあたって描きおろされたというイラストがふんだんに盛り込まれていて美しく贅沢な1冊だ。
1998年にはボローニャ国際絵本原画展入選、
2003年にはブラティスラヴァ世界絵本原画展グランプリを受賞して
プラハを拠点に絵本や児童書のさし絵などを手がける出久根育さんのエッセイ集。
2006年12月から2015年4月にかかて
理論社のホームページで紹介された17のエッセイを
1冊の本にまとめたものだというのだが、
書籍化するにあたって描きおろされたというイラストがふんだんに盛り込まれていて
とても美しく贅沢なつくりになっている。
復活祭、クリスマス、謝肉祭、ビロード革命の記念日
チェコの人々の息づかいと季節感溢れるあれこれを
イラストだけでなく文字でもみごとに描き出している。
中でも印象深いのは「銀河鉄道のネトリツェ」。
アクロバティックな手法を得意としているという劇団のお芝居を観に行った話だ。
お芝居は劇団が共同生活をおくっている村でおこなわれるというので
「ネトリツェ駅にて」という情報だけを頼りに
芝居のチケットを握りしめ列車に乗り込んで観劇に向かう。
夜八時開演。
なんの設営もされていない小さな無人駅に集まった観客たちは皆
所在なさげになにかが起こるのを待っていた。
すると……。
うわー!!これは!!
ものすごくヘビーな体験だ。
びっくりすること請け合いの演出なので
お芝居に興味のある方はこの本を見かけたらぜひ
「銀河鉄道のネトリツェ」だけでも読んでみて欲しい。
こんなお芝居!一度は体験してみたいかも?!と思いつつも
一人で出かける勇気は、私にはないなあ。
尚、出久根さんのエッセイは
2018年2月現在、理論社のwebサイトで、
この本に収録されているものを除いて
プラハお散歩便り として公開されている。
2003年にはブラティスラヴァ世界絵本原画展グランプリを受賞して
プラハを拠点に絵本や児童書のさし絵などを手がける出久根育さんのエッセイ集。
2006年12月から2015年4月にかかて
理論社のホームページで紹介された17のエッセイを
1冊の本にまとめたものだというのだが、
書籍化するにあたって描きおろされたというイラストがふんだんに盛り込まれていて
とても美しく贅沢なつくりになっている。
復活祭、クリスマス、謝肉祭、ビロード革命の記念日
チェコの人々の息づかいと季節感溢れるあれこれを
イラストだけでなく文字でもみごとに描き出している。
中でも印象深いのは「銀河鉄道のネトリツェ」。
アクロバティックな手法を得意としているという劇団のお芝居を観に行った話だ。
お芝居は劇団が共同生活をおくっている村でおこなわれるというので
「ネトリツェ駅にて」という情報だけを頼りに
芝居のチケットを握りしめ列車に乗り込んで観劇に向かう。
夜八時開演。
なんの設営もされていない小さな無人駅に集まった観客たちは皆
所在なさげになにかが起こるのを待っていた。
すると……。
うわー!!これは!!
ものすごくヘビーな体験だ。
びっくりすること請け合いの演出なので
お芝居に興味のある方はこの本を見かけたらぜひ
「銀河鉄道のネトリツェ」だけでも読んでみて欲しい。
こんなお芝居!一度は体験してみたいかも?!と思いつつも
一人で出かける勇気は、私にはないなあ。
尚、出久根さんのエッセイは
2018年2月現在、理論社のwebサイトで、
この本に収録されているものを除いて
プラハお散歩便り として公開されている。
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本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。
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- 出版社:理論社
- ページ数:109
- ISBN:9784652202425
- 発売日:2017年12月01日
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